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事業活動での取り組み:省資源・リサイクル -排出物削減-

ロス体系図の徹底活用による品質、コスト、納期、環境の改善活動

毎月最新データが把握され活用されている「ロス体系図」(TMCo沼津事業所)毎月最新データが把握され
活用されている「ロス体系図」
(TMCo沼津事業所)

グローバル/リコーサーマルメディアカンパニー

リコーサーマルメディアカンパニー(TMCo)では、ロス体系図に基づいたロスゼロ化活動を展開しています。
従来の改善活動は、品質(Q)、コスト(C)、納期(D)、環境(E)の各視点からテーマを抽出し、それぞれに活動していました。
2006年には、生産プロセスのどこでどのくらいロスが発生したかを要因別にすべて可視化した「ロス体系図」を導入し、ロス要因情報にロス金額情報と排出物情報を統合して、ロス項目を改善活動テーマとして登録しています。これらにより、ひとつの活動に対し、排出物削減、品質改善、コストダウンそれぞれの効果ポテンシャルが同時に把握できるようになり、これまで着手しにくかった工程設計上の課題や難易度の高い課題の重要度が明確になりました。その結果、製造部門だけでは解決できないため従来ならばあきらめていた前提条件や制約条件も、本当に修正不能なものかどうかを効果との兼ね合いから再検討して、他部署と共同で改善の対象とするなど、活動のレベルアップが図られました。
また、2008年度からは、世界4極の生産拠点(フランス、アメリカ、中国、日本)に活動を展開するため、「コストダウン&環境情報データベース」などを設けて、各拠点の課題や活動の進捗状況をガラス張りにし、グローバルで経営目標および環境目標の達成を目指しています。環境負荷とコストを同軸で捉え、品質向上につなげていく環境経営の手法が世界の各拠点に浸透しています。

紙切れ発生要因の解明によるロス削減活動

幅200cmのロール紙を自動で次のロールに継ぐ工程。 動作タイミングを最適化して、紙継ぎの失敗による紙切れを防ぐ幅200cmのロール紙を自動で
次のロールに継ぐ工程。
動作タイミングを最適化して、
紙継ぎの失敗による紙切れを防ぐ

グローバル/リコーサーマルメディアカンパニー、リコーインダストリーフランス

サーマルメディアカンパニーの主力製品であるサーマルペーパーは、紙に熱による発色機能をもたせるため、幾層にも薬剤を塗膜加工したもので、その生産ラインは薬剤の塗工・乾燥を繰り返すため、設備全長100m (原紙移動距離で370m) になり、そこで紙の搬送に使われるローラーは200個以上にも及びます。このラインが一度紙切れを起こすと、大量の原紙や薬剤が仕損じとなり、飛び散った薬剤の無駄や清掃・復旧のために多くの時間と労力がかかります。
リコーインダストリーフランス(RIF)では、2009年度、ロス体系図に基づいた改善活動により、紙切れ発生の主な要因を特定し、(1)自動紙継ぎポイントに高速度カメラを設置して紙継ぎ不良の原因分析を行い、動作タイミングを最適化、(2)ワインダー(原紙巻取り部)のシワの防止策を施すなどの改善を実施しました。その結果、紙切れは前年比約3分の1に減少し、活動全体で年間450トンの排出物を削減しました。今回の活動では、紙切れの要因に深く入り込んで課題解決を行ったことが、大きな成果がつながったうえ、歩留まり、コスト、作業効率のいずれについても改善効果が得られました。
2010年度からは、RIFの排出物中で大きな割合を占める廃水の削減を目指し、排出量の増減についてのモニタリングと要因分析を開始しています。

PxPトナー(重合トナー)生産工程の溶剤クローズドリサイクル

溶剤のクローズドリサイクルが行われている施設(蒸留棟)溶剤のクローズド
リサイクルが行われている施設
(蒸留棟)

日本/リコーRS事業部(沼津事業所)

リコーRS事業部では、PxPトナーの生産で使用する溶剤のクローズドリサイクルに成功しました。生産工程の一部で使用される溶剤は、委託業者によりマテリアルリサイクルされていましたが、この溶剤を自社工程で再生し再使用することを目指し、トナーの材料設計および生産技術の改良に取り組んできました。従来の複数の薬剤を配合した混合系溶剤は再生再利用が困難でしたが、研究の結果、混合系溶剤に代えて、単一溶剤を用いた技術の開発に成功しました。
これにより、品種切替時に発生する洗浄溶剤を除き、生産で使用する溶剤を再生再利用することで、排出物を削減できただけでなく、溶剤の使用量を90%程度削減でき、コスト面でも大きな効果を上げることができました。2010年に量産開始した東北リコーのPxPトナー生産ラインでは、量産開始からこの技術を採用し、より資源生産性の高い生産体制を確立しています。