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生物多様性保全:環境社会貢献活動 -森林生態系保全-

森林生態系保全プロジェクト

  • グローバル/リコー

地球上には、森林、湖沼、珊瑚礁、海洋など、さまざまな生き物の生息地があり、それぞれに特有の生態系が保たれています。生態系が崩壊すれば、人類の生命維持に必要な自然環境も崩壊します。
リコーは、生態系の中でも、特に生物多様性が豊かな「森林生態系」に注目して、1999年度から環境NGOや地域とのパートナーシップのもとに「森林生態系保全プロジェクト」を展開しています。
これらの活動は単なる植林とは異なり、土地固有の生物種の生息域や住民生活を守ることを主眼とするもので、持続的な森林管理の枠組みの構築を目的に行われています。活動の資金は、継続して社会貢献を行うためにリコーが設けた「社会貢献積立金」から拠出されています。「社会貢献積立金」は、株主総会での承認のもと、毎年の利益から年間配当を差し引いた金額の1%(上限2億円)が積み立てられ、「地球環境保全」「青少年育成」など、グローバルな課題に取り組むために活用されています。

プロジェクトの目標達成のステップ
プロジェクトの目標達成のステップ

実施中のプロジェクト

リコーの森林生態系保全プロジェクト(2015年9月現在)

Tap to see the table

  • *「社会貢献積立金制度」の対象プロジェクト

終了したプロジェクト

NEW
【2015年終了】 ブラジル・バイア州ボアノバにおける森林復元プロジェクト

  • グローバル/リコー

リコーは2007年8月から、国際NGOバードライフアジアのブラジル中心に活動するパートナー団体SAVE Brasilと協働し、バイア州ボアノバにおける森林復元プロジェクトを支援してきました。この地区に広がる大西洋岸低地熱帯林地域は、ブラジルの全絶滅危惧種の6%に相当する10種もの鳥類を含む動植物が生息するなどアマゾンと灌木草原地域に次いでブラジル第3位の植生を形成し、希少動植物の貴重な生息域となっています。しかし、違法伐採、プランテーション、焼畑、過放牧などにともなう破壊により最大時の7%程度にまで減少していました。
プロジェクトは、森林農法やバードツーリズムの普及などにより、住民が森林と共生できる循環型社会の実現を目指し、活動を開始しました。
第1フェーズでは、プロジェクトのシンボル種ハチドリの生態調査、現地の小学生を対象にしたフィールド学習や住民対象のセミナー開催、薪の使用状況調査、土地所有者と協議し、民有保全地域の設定などを実施しました。2009年からは在来種の苗木植林を計画的に実行しました。リコーの支援を契機にブラジル政府への働きかけを行った結果、2009年から3年間15万ドルの助成金の交付が決定し、2010年6月に、当該地区が国立公園、野生生物保護区と認定されることとなりました。
その後の第2フェーズでは、薪の採取と果実による代替収入を目的としたアグロフォレストリーのための植林を開始し、住民対象のセミナーは延べ参加者が500名に達しました。第3フェーズでは、地域社会の自立のための支援として、国立公園のガイド養成、パンフレットやルートマップの整備、ビジターセンターの開設などが実現しました。国立公園には、延べ5300人が訪れており、国立公園委員会の立ち上げを支援しました。
リコーでは、これまでの活動の結果、地元住民とNGO、行政などによる自立的な管理に向け、一定の成果が表れ、リコーの目指す「自立」フェーズを達成したと判断し、2015年7月、本プロジェクトは卒業となりました。SAVE Brasilプロジェクトコーディネーターのエドソン・リベイロ氏からは、「リコーの支援により、ボアノバの鳥、森林、そして人々が、明るく、調和のある未来を描くことが可能なところまで到達した」と、ボアノバ市環境水資源大臣ノエル・メンデス・オリベイラ氏からは「プロジェクトは鳥たちの保護だけでなく、私たちの自然資源の持続可能な利用のプランを描くことに貢献した」と評価の声をいただきました。

画像:植生調査の様子
植生調査の様子

画像:環境教育のための野外活動での集合写真
環境教育のための
野外活動での集合写真

画像:ステークホルダーによる会議の様子
ステークホルダー
による会議の様子

●関連情報

プロジェクト紹介動画

パートナーNGOのプロジェクトコーディネーターより

「ボアノバの人々の生物多様性への前向きな力と責任感を引き出しました」

Edson Ribeiro – Project Coordinator SAVE Brasil

画像:Edson Ribeiro – Project Coordinator SAVE Brasil

リコーの支援を受けた今回のプロジェクトは、ボアノバの生物多様性に対する住民たちの前向きな力と責任感を目覚めさせました。そして、自然を尊重する持続可能な社会に向けて、人々の集団的プロセスに変化をもたらすことができました。まだやるべきことは残っているものの、すでに、ボアノバの鳥、森林、そしてとりわけ人々が、明るく、調和のある未来を描くことが可能なところまできたと感じています。

国立公園の実現が評価され、2014年度ムリキ賞を受賞

画像:ムリキ賞受賞の様子ムリキ賞受賞の様子

ブラジルで活動を進める森林復元活動のパートナー団体であるSAVE Brasilが、2014年度ムリキ賞(the Premio Muriqui)を受賞しました。この賞は、生物多様性の保全、持続可能な開発などのために傑出した活動を行った機関に対し、大西洋岸低地熱帯林生物圏保護区委員会(ユネスコの世界生物圏保護区ネットワークの1部門)より贈られるもので、ブラジルでは、環境保全活動に対する最も重要な賞のひとつです。 今回、SAVE Brasilの14年間の環境保全活動の成果が評価され、受賞に至りました。 具体的な成果のひとつとして、ブラジル国内に237のIBA(重要生息環境)を定めたことが挙げられます。この取り組みにより、総面積6万ヘクタールに及ぶ5カ所の保護区等の設立に寄与しています。

【2013年終了】 ガーナ 熱帯雨林回復プロジェクト

  • グローバル/リコー

リコーは、2002年3月から国際環境NGO コンサベーション・インターナショナルと協働し、ガーナでの熱帯雨林回復プロジェクトを支援してきました。このプロジェクトでは、住民の収入源であるカカオ豆を、森林を開墾した農地ではなく、森林の中、樹間で栽培するアグロフォレストリーという手法を用いることで、森林保全と収入向上を目指しました。

日陰の森林の中でも育つカカオの品種を使用し、その土地にあった効果的な育成方法や、そのためのIPM(統合的病害虫管理)、ミネラル肥料の投与などの技術を「農民フィールドスクール」で農家への指導を行いました。アグロフォレストリーを導入した農家は、従来農法よりカカオの収穫量が平均30%向上し、森林農法の導入を希望する農家を増やすことができました。

住民自らが、森林を活かしていくことが収入の向上に繋がることを体験したことで、持続的に森林が保全される仕組みを構築することが出来ました。リコーの目標である「自立」フェーズを達成したとして、11年間にわたった本プロジェクトは卒業となりました。

(左)アグロフォレストリーを採用している農園内でのモニタリングの様子、(右)ファーマーズ・フィールド・スクールの様子
(左)アグロフォレストリーを採用している農園内でのモニタリングの様子、(右)ファーマーズ・フィールド・スクールの様子

パートナーNGO ご担当者様より

コンサベーション・インターナショナル・ジャパン 磯部麻子様コンサベーション・インターナショナル・ジャパン 磯部麻子様

ガーナは西アフリカ・ギニア森林ホットスポットの一部であり、マルミミゾウやダイアナモンキーなどの絶滅危惧種が生息する地域ですが、住民が生活のために森林を伐採してしまう問題を抱えています。ガーナを代表する農産物であるカカオの栽培手法を工夫することは、経済発展へのニーズを満たすことと環境保全の両立となり、ガーナの貧困減少および生物多様性の保全に寄与することで、ミレニアム開発目標(MDGs)達成にも貢献します。コンサベーション・インターナショナルは株式会社リコーのご支援により、現地パートナーとともにカクム国立公園地域のコミュニティーを対象にカカオのアグロフォレストリープロジェクトを実施してきました。アグロフォレストリー(Agroforestry)とは、自然に近い状態で作物を栽培することで持続的な生産を実現し、森林を再生させる農法のことです。プロジェクトに参加した農家は農薬への依存を減らし、収入および栽培環境を改善しています。そして環境教育も行うことで、地元住民や子供たちは野生動物や野生樹種が生態系において果たす役割について学び、それらを守る必要性への理解を深めています。また、農家トレーナー育成のためのファーマーズ・フィールド・スクール(FFS)の運営により、これまで300以上の農家が作物や有害生物の管理および会計知識の最適な手法に関する訓練を受けています。そしてFFSを卒業した農家からさらに新たな農家へ技術や知識が波及することで、アグロフォレストリーの実践効果は広がり続けています。現在では、日本の製菓メーカーを始め、様々な国際機関やカカオ市場取引業者、学生からの訪問など、プロジェクトは国内外から多くの関心を集めるようになりました。

日本の森を蘇らせるプロジェクトへの支援

  • リコー/日本

リコーは、2001年11月から、アファンの森プロジェクトを支援しています。このプロジェクトは、C.W.ニコル・アファンの森財団が2002年の財団設立当初から実施しているもので、長野県黒姫の約10万m2の森で、人と多様な生き物が共生できる森づくりをテーマに森林の生態学的調査や研究・保全を行っています。一度荒廃した森の生態系は容易には回復せず、自然の力だけで再生するには数百年の歳月を要するので、人が適切に関わって再生の手助けをすることが重要です。プロジェクトでは100年後の森の姿をイメージして、優先的に成長を促す樹木の選定や天然更新しやすい環境の整備を行ってきた結果、ヤマネなどの絶滅危惧種をはじめ、森の生き物たちの種類が着実に増えていることが確認されています。

(左)森林整備を開始した当時の様子、(右)活動によって明るい森へと再生した様子
(左)森林整備を開始した当時の様子、(右)活動によって明るい森へと再生した様子