株式会社リコー(社長執行役員:大山 晃)は、次世代のはたらき方を先取りし体感できる新たなワークショップルームを、価値共創拠点「RICOH BUSINESS INNOVATION LOUNGE TOKYO(以下 RICOH BIL TOKYO)」に開設しました。
リコーは、はたらく人が単純作業から解放され、人ならではの創造力を発揮し、達成感や充足感を得られる世界の実現を目指し、DXやAIの活用を推進しています。本ワークショップルームでは、AI技術を活用し、空間内の発話内容をもとに画面上へ適切な支援情報を自動提示することで、今までにない新しいユーザー体験を提供します。*1これにより、従来アナログで多大な時間を要していたワークショップの事前準備や進行を大幅に効率化し、人間の発想を超える多様で豊かな情報やアイデアを素早く得ることができます。
本ワークショップルームは、RICOH BIL TOKYOにお越しいただいたお客様がご利用いただけるほか、社内での実践を通じて価値の検証を進めています。今後は、ワークショップや会議のキーパーソンであるファシリテーターを支援するAIエージェントの導入や新機能の追加、お客様の環境への導入も検討してまいります。
リコーが注力するワークプレイスエクスペリエンス領域では、場所にとらわれない円滑なコミュニケーションと質の高いコラボレーションを実現し、お客様の創造力を最大限に引き出す最適な働く環境を提供しています。ハードウェアやソフトウェアに加え、それらを快適に活用できるマネージドサービスを組み合わせた統合的なソリューションにより、創造的な業務の推進と組織の持続的成長を支援してまいります。
新たなワークショップルームイメージ
ZEN大学の学生向け課外プログラムにおけるワークショップルーム使用風景
これらのプロセスを踏むことで、創造性を阻害しているタスクワークから解放され、人ならではの創造力の発揮を支援します。実際に、従来は3時間ほどかかっていたワークショップを30分程度へ短縮に成功した事例もあり、参加者はより早く、本質的かつ創造的な議論に集中できるようになります。
リコーは創業以来、お客様の“はたらく”に寄り添い、業務効率化や生産性向上を超えて、お客様が創造性を発揮し、働きがいと経済成長を両立できる持続可能な社会を目指しています。
RICOH BIL TOKYOでは、お客様企業の経営者との対話やワークショップを通して、AIを活用した価値シナリオやビジネスデザインの設計から実装までを伴走支援し、本質的な課題解決と新たなビジネス共創、コンサルティングを行っています。こうした取り組みを通じて、経営層の関心事は大きく3点に集約されることが見えてきました。①出社の意義の再設計:出社による「効率」と「創造性」の再定義、②AIによる職場空間の進化:従業員の創造性や発言力を引き出す「対話の質」の向上、③社内のDX/AI人材の育成です。
また、「はたらく人の創造性コンソーシアム」などの調査によると、ワークショップや会議の準備に時間がかかっており、クリエイティブワーク(創造性)の時間が十分に取れないといった結果も出ています。
リコーには社内実践で得られた成果を積極的にお客様へ還元する企業文化があります。自社での成功事例を通じて培ったノウハウを基に、実効性の高いソリューションや、課題に応じた最適なDX支援を提供しています。とりわけ、最適なはたらく環境を追求するワークプレイスエクスペリエンス領域では、DXやAIを活用した社内実践を積極的に進めています。
リコーグループは、お客様のDXを支援し、そのビジネスを成功に導くデジタルサービス、印刷および画像ソリューションなどを世界約200の国と地域で提供しています(2025年3月期グループ連結売上高2兆5,278億円)。
“はたらく”に歓びを 創業以来85年以上にわたり、お客様の“はたらく”に寄り添ってきた私たちは、これからもリーディングカンパニーとして、“はたらく”の未来を想像し、ワークプレイスの変革を通じて、人ならではの創造力の発揮を支え、さらには持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
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