株式会社リコー(社長執行役員:大山 晃)は、産業用テキスタイル印刷市場向けに、高生産性を実現する広幅対応Direct To Film(DTF*1)プリンター「RICOH Pro D1600」について、今秋に予定している日本国内での発売に向け、本システムに必要な周辺機器とのインテグレーションを行う株式会社松井色素化学工業所(代表取締役社長:中島 博史)への供給を開始します。
DTF方式は、フィルムにインクジェットで印刷した後、ホットメルトと呼ばれるパウダーを塗布することで、さまざまな素材に転写可能な転写フィルムを作成する印刷手法です。綿、ポリエステル、混紡生地など多様な生地に対応できる点が特徴です。また、従来のスクリーン印刷方式に比べて製版工程が不要なため、小ロット・多品種生産や短納期といったニーズにも柔軟に対応でき、テキスタイル業界で急速に注目を集めています。
RICOH Pro D1600は、スクリーン印刷事業者や中~大規模のテキスタイル印刷事業者におけるアナログからデジタルへの移行を後押しし、柔軟かつ高品質な生産を実現します。
RICOH Pro D1600
DTF方式の印刷に必要なシェイカー、フィルム、パウダーなどは、松井色素化学工業所が開発・供給を担当し、RICOH Pro D1600と組み合わせてDTFシステムソリューションとしてのインテグレーションを行います。
RICOH Pro D1600専用のDTF用シェイカーシステムに加え、幅1200mmに対応するカッターシステムも同時に発売され、印刷から乾燥、フィルムのカットまで対応するソリューションとして展開されます。
リコージャパン株式会社では本製品の取り扱いの予定はありません。
また、本製品に関するお問い合わせに関してリコージャパン株式会社ではお受けいたしかねますので、予めご了承ください。
株式会社松井色素化学工業所
担当:松井卓也
リコーグループは、お客様のDXを支援し、そのビジネスを成功に導くデジタルサービス、印刷および画像ソリューションなどを世界約200の国と地域で提供しています(2025年3月期グループ連結売上高2兆5,278億円)。
“はたらく”に歓びを 創業以来85年以上にわたり、お客様の“はたらく”に寄り添ってきた私たちは、これからもリーディングカンパニーとして、“はたらく”の未来を想像し、ワークプレイスの変革を通じて、人ならではの創造力の発揮を支え、さらには持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
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