ニュースリリース
株式会社リコー(社長執行役員:大山 晃)は、ユアサ商事株式会社(代表取締役社長:田村 博之)と、非接触で繰り返し書き換え可能なリコー リライタブル レーザーシステム「RICOH Rewritable Laser System L3000 / C3000」を搭載しユアサ商事が開発した自動化ラインが、米飯・惣菜製造を行う企業の埼玉県の惣菜工場に導入され、DXを通じたコンテナのラベル運用の大幅な省人化・作業工数削減に貢献したことをお知らせします。
本ラインは、関東1都6県に120店舗以上を持つスーパーマーケットチェーンに惣菜を供給する工場(埼玉県)の米飯ラインに導入されました。このラインは、これまでコンテナに人手でラベルの貼り替え作業を行っていたものを、リコーで開発したラベルを活用することで、文字のみを書き換えられるようにしたシステムです。これにより、従来人の手に依存していたラベル剥がし工程の自動化を実現し、年間約15万箱に付ける紙ラベルの貼り替え作業と紙ごみの削減、3分の1の省人化に成功しました。また、紙ラベルのコストの年間約50万円を含め、年間約850万円のコストダウンと、省資源化にも貢献しました。本ラインの導入により、ラベル剥がし自体が無くなるため、ラベル剥がしに伴う容器汚れの除去や、ラベル脱落や紙紛による異物混入リスクが大幅に低減でき、厳しい衛生管理が求められる現場でのメリットが大きく、今回の食品工場への初導入にいたりました。
「Driving Sustainability for Our Future. ~持続可能な社会を、ビジネスの力で。」リコーは今後も事業を通じた社会課題の解決に取り組み、世の中の役に立つ新しい価値を提供してまいります。
リコー リライタブル レーザーシステムは、非接触で約1,000回のラベル書き換えが可能なリコー独自技術を用いたシステムです。従来、プラスチックコンテナなどの通い箱には、送付先や配送要件が印字された紙のラベルの貼り替えを行う必要がありました。本システムは、通い箱にリコー独自のラベルを貼ったまま、繰り返し書き換えることが可能となり、ラベルの貼り替え作業や使用後のラベルの廃棄作業の解消によるラベル運用のDXと環境負荷低減を同時に実現できます。
今回の工場では、紙ラベルの貼り替えは人手がかかり、自動洗浄機などを導入しても剥がし残りや汚れを取り切るのに時間がかかり、多くの人手とラベルのコストがかかっていました。そのような課題に対して、リコーとユアサ商事は、「RICOH Rewritable Laser System L3000/C3000」、コンベア、電気制御等を含めたシステム化・自動化ラインを開発し、採用にいたりました。
なお、本システムは2023年6月6日(火)から9日(金)に東京ビッグサイト(東京都江東区)にて開催される「FOOMA JAPAN 2023」に出展します。
リコーグループは、お客様のDXを支援し、そのビジネスを成功に導くデジタルサービス、印刷および画像ソリューションなどを世界約200の国と地域で提供しています(2023年3月期グループ連結売上高2兆1,341億円)。
“はたらく”に歓びを 創業以来85年以上にわたり、お客様の“はたらく”に寄り添ってきた私たちは、これからもリーディングカンパニーとして、“はたらく”の未来を想像し、ワークプレイスの変革を通じて、人ならではの創造力の発揮を支え、さらには持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
詳しい情報は、こちらをご覧ください。
https://jp.ricoh.com/
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