ニュースリリース
株式会社リコー(社長執行役員:山下 良則)は、バーチャルツアー作成サービス「THETA 360.biz」の新サービスとして、AIが360°パノラマ画像にコンピューターグラフィックス(CG)家具を自動で配置する「AIステージング β版」を1月20日から提供開始します。まずは、ベータ版として「THETA 360.biz」のユーザーに無償にて提供し、正式リリースに向けた改善を図ってまいります。
「THETA 360.biz」の360°パノラマ画像を活用したバーチャルツアーサービスでは、不動産物件のもつ本来の魅力を遠隔で伝えることができることに加え、CG家具を配置することで、物件の検討者に、より豊かな居住イメージを持っていただくことを可能にしています。
本サービスは、リコーが開発したAI技術を活用しており、複数の家具配置バリエーションの同時作成と翌日での納品を実現しました。これまでのデザイナーによるバーチャルでのホームステージングに加え、本サービスをラインアップすることで、より早く、リーズナブルに利用したいというニーズにお応えし、不動産会社の物件訴求に一層貢献してまいります。
今後は、より高品位なサービスを実現するため、パートナーとの協業を通じたバリエーションの強化や、品質、使い勝手の向上など、アップデートを進めてまいります。
リコーは2018年より、空室の物件画像にバーチャルな家具を配置するサービス「RICOH360 – VRステージング」を提供しており、物件の検討者は、入居後の暮らしを購入前に想像しやすくなり、不動産会社においても「顧客に具体的なイメージを持ってもらうことで、売却期間の短縮が可能になる」と好評をいただいておりました。このサービスを、より早く、リーズナブルに利用したいというお客様の要望にお応えして、AIがCG家具を自動配置する技術とサービスを開発いたしました。
リコーは360°カメラのパイオニアとして、さまざまな画像処理技術を培ってきました。「THETA 360.biz」においても AIを活用した画像の切り出しや、超解像といった機能を提供してまいりました。「AIステージング β版」では、これらの技術をさらに発展させ、部屋に応じたCG家具配置の自動化を実現いたしました。
テスト運用していただいている企業様より、営業に有効に活用できているという声をいただいております。
発注いただいた360°パノラマ画像に対し、AIがCGの家具を自動配置して納品します。空室画像にCG家具が配置されることで、物件の検討者が生活空間をイメージできるため、不動産会社にとっては他社との差別化を図りながら、お客様の満足度向上に貢献することができます。また、コロナ禍において注目が集まる非対面でのリモート商談にも活用いただけます。
THETA 360.bizは、360°カメラ「RICOH THETA」とインターネットに接続されたパソコンまたはスマートフォンがあれば、すぐにでもバーチャルツアーを作成可能なWebサービスです。サービス開始以降、さまざまなお客様にご活用いただき、業種・業界問わず約8,000社に導入されています。
バーチャルツアーをご利用いただくことで、直接お客様に施設や商品をご案内できない場合でも、メールやSNSでのURL送付、Web会議システムでお客様と一緒にバーチャルツアーを見ながらのご相談などさまざまな方法で紹介が可能となります。
リコーグループは、オフィス向け画像機器を中心とした製品とサービス・ソリューション、プロダクションプリンティング、産業用製品、デジタルカメラなどを世界約200の国と地域で提供しています(2020年3月期リコーグループ連結売上高は2兆85億円)。
創業以来80年以上にわたり、高い技術力、際立った顧客サービスの提供と、持続可能な社会の実現にむけて積極的な取り組みを行っています。
EMPOWERING DIGITAL WORKPLACES - 人々の“はたらく”をよりスマートに。リコーグループは、さまざまなワークプレイスの変革をテクノロジーとサービスのイノベーションでお客様とともに実現します。
詳しい情報は、こちらをご覧ください。
https://jp.ricoh.com/
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