株式会社リコー(社長執行役員:大山 晃)は、「RICOH THETA」など下記8製品が2024年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞したことをお知らせします。
2024年度グッドデザイン賞 受賞製品と審査員の評価(原文のまま掲載)
イノベーションはいつ社会の道具になるのだろうか?はじめは実験的な試みからすべてのモノ・コトが始まり、進化し続けるからこそそれが次の次元へと到達すると思う。今となっては身の回りに多くなったVRやAR、MRに関するデバイスや市場も、先駆者たちによって作られて進化してきたものだ。特にHMDのような視聴デバイスの進化だけでなく、カメラ・レンズ・編集や視聴のアプリケーションといった特性の違う環境や市場が揃わないとその進化が加速することは無かったと考えられる。プロユースだけではなく広く多くの人々へ向けたデバイスとして、RICOH THETAというデバイス・アプリケーション・サービスのデザインが確実に業界の大きな一歩を踏み出し今なお進化させていることに、ロングライフデザイン賞として敬意を表したい。
従来スキルを持った人材が求められていた、印刷準備や色ずれなどが本機の自動補正機能により、大幅な負担軽減を実現した点を評価した。本体の作業動線も非常にわかりやすく整理されている。世界的な人材不足に付随する多くの課題解決や印刷時間短縮を可能とした貢献は計り知れない。設計する際に現地に赴き、実際の作業を観察したり直接体験することで多くの改善提案をした設計プロセスは正しく非常に明快で、デザイナーが製品の完成度に大きく貢献しているという好例である。
個人事業主や少人数のオフィスで、時々A3印刷が必要になるが、置く場所がないという人は少なくない。本製品はA4サイズと大差ないサイズ感であり、本体もスッキリとまとめられており導入しやすいところに好感がもてる。UIパネルも机の上や低めのスタンドどちらに置いても見やすい角度に変えられ、GUIもユーザーアクションに沿って整理されている点からも使いやすさへの追求を感じる。
対面、リモート、ハイブリッド、あらゆる会議をサポートするために開発されたコラボレーションボードである。実際の会議の様子をつぶさに観察することで、様々な課題を捉え、それを一つ一つ潰していった開発者、デザイナーの地道な開発姿勢は高く評価できる。その一例として、対面参加者の指差し箇所が、オンライン参加者に共有できないという課題に対して、ジェスチャー認識を用いてポインターを表示する機能を搭載するなど、開発者の地道なアイデアがたくさん詰まった製品である。
人々が自然との接点を増やすプロダクトとして企画されており、光学機器としての基本性能と操作性、品格に加えて、愛着の持てる優しいフォルムと質感によって、人とモノとの新たな関係性にアプローチしている点を評価した。長い時間をかけて使い続けられる商品の特性に配慮し、ロングライフデザインにもつながる普遍性も持ち合わせたデザインである。
大量のA3サイズ用紙のスキャニングは、デジタル化が進む過渡期である今こそ必要とされている。傾いてセットされた異なるサイズの原稿も探知して物理的に真っすぐに直してからスキャニングしてくれることに驚いた。スキャニングとイメージングが安定してとにかく早くできることが求められるため、操作面もすっきりと繰り返しの作業に適したレイアウトになっており、使用シーンに寄り添う工夫が高く評価された。
自分が使いやすい最適解をとことん模索できるパーソナライズの高さを評価。深いキーストロークや独特な打音など、初めて使う人や慣れないうちは少し違和感を感じるかもしれないが、時間をかけ習得することで自分の「道具」となっていく過程がとても良く、本体重量は軽くないにもかかわらず外出時にノートPCと一緒に持っていくユーザーが多くいることにも納得できる。最良のキーボードを提供しようとし続ける同社の哲学を製品から感じ取れる点も含め、流行り廃りの早い世界において極めて稀な商品である。
廃棄物の分別は、リユースやリサイクルによる再資源化の入口である。従来の廃棄物の選別は、磁気、渦電流、風力など、さまざまな性質、現象を組み合わせて行われているが、それらに比べ光学画像技術による方法は、適用範囲が広く、処理した廃棄物に関する情報・データ作成も容易で、AIとの組合せの親和性も高い。現在はビン分野にフォーカスしているが、より多様な廃棄物への対応も期待でき、循環社会の実現、環境問題の解決に貢献する優れたデザインとして評価した。
1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。
リコーグループは、お客様のDXを支援し、そのビジネスを成功に導くデジタルサービス、印刷および画像ソリューションなどを世界約200の国と地域で提供しています(2024年3月期グループ連結売上高2兆3,489億円)。
“はたらく”に歓びを 創業以来85年以上にわたり、お客様の“はたらく”に寄り添ってきた私たちは、これからもリーディングカンパニーとして、“はたらく”の未来を想像し、ワークプレイスの変革を通じて、人ならではの創造力の発揮を支え、さらには持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
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