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お知らせ

「フレキシブル有機環境発電デバイスの開発と実用展開」で第56回 市村地球環境学術賞 功績賞を受賞

2024年4月19日
株式会社リコー

株式会社リコー(社長執行役員:大山 晃)と国立大学法人 九州大学(総長:石橋 達朗、以下「九州大学」)は、共同開発したフレキシブル有機環境発電デバイスが、公益財団法人市村清新技術財団が主催する第56回 市村地球環境学術賞 功績賞を受賞したことをお知らせします。2024年4月19日に帝国ホテル東京で贈呈式が行われました。


  • 開発したフレキシブル有機環境発電デバイスの外観
  • 4月19日に行われた贈呈式の様子
    左から 九州大学 高等研究院 安田 琢麿教授、
    リコー 先端技術研究所 IDPS研究センター PV-PT 新居 遼太博士

公益財団法人市村清新技術財団が主催する市村地球環境学術賞は、大学ならびに研究機関で行われた研究のうち、地球温暖化対策に関する技術分野において顕著な業績のあった技術研究者またはグループに贈呈されるものです。対象となる成果は、(1)産業上貢献している、あるいは実用化の可能性のある理工学研究分野のもの、(2)独創的・画期的で世界的水準にあるもの、(3)学術分野の発展に先導的な役割を果たし波及効果が大きく期待できるものとされ、市村地球環境学術賞調査選考委員会において慎重かつ厳正に選考・審査され、理事会で決定されます。

フレキシブル有機環境発電デバイスには、九州大学とリコーが2013年から共同研究・開発した発電材料が採用されています。九州大学が有する高性能有機半導体設計/合成技術と、リコーが長年複合機の開発で培ってきた有機感光体の材料技術を組み合わせて、屋内のような低照度(約200lx)から、屋外の日陰などの中照度(約10,000lx)環境下で高効率な発電を実現しました。メンテナンスフリー(電池交換不要)で永続的な発電が可能で、なおかつ薄型・軽量で曲げることが可能なフィルム形状であるため、さまざまな形状のIoTデバイスに搭載できます。また、重金属や有害物質を含まず、真にクリーンなエネルギー技術として、SDGs(持続可能な開発目標)への貢献も期待されます。

「Driving Sustainability for Our Future. ~持続可能な社会を、ビジネスの力で。~」リコーグループは今後も、事業を通じて社会課題の解決に取り組み、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。


| リコーグループについて |

リコーグループは、お客様のDXを支援し、そのビジネスを成功に導くデジタルサービス、印刷および画像ソリューションなどを世界約200の国と地域で提供しています(2023年3月期グループ連結売上高2兆1,341億円)。

“はたらく”に歓びを 創業以来85年以上にわたり、お客様の“はたらく”に寄り添ってきた私たちは、これからもリーディングカンパニーとして、“はたらく”の未来を想像し、ワークプレイスの変革を通じて、人ならではの創造力の発揮を支え、さらには持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

詳しい情報は、こちらをご覧ください。
https://jp.ricoh.com/

このページの内容は発表時のものです。
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| 九州大学について |

国立大学法人九州大学は、1911年に創立。約19,000人の学生と約8,000人の教職員が在籍し、12学部、19学府、国内最大級の大学病院や附属図書館等を有する基幹総合大学として、世界最高水準の研究教育活動を展開しています。

2030年に向けた大学の目指す姿として「総合知で社会変革を牽引する大学」を掲げ、多様な「知」と「人材」により、持続可能で人々の多様な幸せを実現できる社会づくりに貢献しています。

https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/