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ニュースリリース

リコー 遠隔生涯ヘルスケアサポートシステムで社内実証実験を開始

~安心・快適・便利な疾病予防、健康増進の仕組みを社員に提供~

2014年7月8日
株式会社リコー

株式会社リコー(社長執行役員・三浦善司)は、医療・ヘルスケア、ライフサイエンス分野で新たな事業開発に向けた第一歩として、遠隔生涯ヘルスケアサポート (RICOH Remote-Lifetime Healthcare Support:R-LHS)サービスを、リコーグループ従業員を対象に試行実験を開始しました。

遠隔生涯ヘルスケアシステムとは、対象者の勤怠、健診、生体・環境モニタリングなどからなる健康情報データベースと、専門スタッフ (産業医)が対象者に遠隔面談を行うプラットフォームで構成されます。経年・継続的な健康情報の検証により、対象者には健康予報*1、経営者には企業ヘルシー度指標*2が提供可能です。これにより、対象者の健康維持と、労働意欲活性化だけでなく、経営者の健康経営に対する維持向上に貢献します。

本システムのプロトタイプは産業医の指導・ニーズ゙に基づいて構築されました。工場や支社、営業所などにその都度、産業医が出向かずに、離れた場所から面談、データ処理を行える利便性を有しており、既に社内複数の拠点で産業医が主導し、リコー社員の健康相談に関する試行実験が開始されています。

このプロトタイプは、遠隔医療画像伝送事業を行うViewSend ICT株式会社(代表取締役・嗣江建栄)と共同開発を行い、対象者の医療画像を産業医と一緒に見ながらコミュニケーションする事を可能にしました。また産業医科大学(学長・東 敏昭)の産業生態学研究所(大神明教授)との共同研究により、企業ヘルシー度指標を定義し解析を行います。将来的には産学連携など提携先を拡げ、働く人の疲労とストレスを解析し疾病予防に役立てる仕組みを実現します。

リコーは基盤技術である画像処理・センシング技術を融合した統合プラットフォームを確立する事により、医療ヘルスケア分野の中で主として予防サービス事業に重点化します。さらに会社定年後も受診できる生涯サービスとして定着させ、先々には在宅医療などに拡張して、大量データを利活用した健康予報の提供も模索していく予定です。

社内実証実験はグループ会社を含めた国内約37,000人の社員を対象に本年秋まで実施する予定です。実証実験の結果を踏まえ、今後新規事業として外販を目指します。

*1 健康予報…健康情報データベースの大量データ解析から、現状及び将来の個人の労働意欲や疾病のリスクを予測したもの
*2 企業ヘルシー度指標…企業が社員の労働意欲を引き出すべく、適切な情報提供と健康を配慮した産業衛生活動、職場環境や作業環境を提供しているかを明らかにした指標

≪遠隔生涯ヘルスケアサポートシステムの主な特徴≫

1. 産業医のニーズに基づく、遠隔ワークフロー(面談、データ処理)を成立させる利便さ
2. 産業医が必要とする疲労・ストレスの計測・分析技術を加えた将来健康予測
3. 医療画像伝送事業を展開したViewSend ICT社のプラットフォームの活用
4. 個人の医療データを匿名化し、統計データとして利活用できる為のセキュリテイ

≪システムの概要図≫

システムを図解した画像

このニュースリリースはPDFファイルでもご覧いただけます


| リコーグループについて |

リコーグループは、オフィス向け画像機器、プロダクションプリントソリューションズ、ドキュメントマネジメントシステム、ITサービスなどを世界約200の国と地域で提供するグローバル企業です(2014年3月期リコーグループ連結売上は2兆1,956億円・国際会計基準)。
人と情報のかかわりの中で新しい価値を生む製品、ソリューション、サービスを中心に、デジタルカメラや産業用の製品など、幅広い分野で事業を展開しています。高い技術力に加え、際立った顧客サービスや持続可能社会の実現への積極的な取り組みが、お客様から高い評価をいただいています。
想像力の結集で、変革を生み出す。リコーグループは、これからも「imagine. change.」でお客様に新しい価値を提供していきます。
より詳しい情報は、下記をご覧ください。
http://jp.ricoh.com/

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