Skip to main content Skip to first level navigation

RICOH imagine. change.

日本 - リコーグループ企業・IRサイト Change
Skip to main content First level navigation Menu
Breadcrumbs English
Main content

This is KO・DA・WA・RI

「生活空間を360°デザイン」

身の回りをデザインする

「ジッとしているのが苦手で、いつも動いていないとダメなタイプ」だと河は言う。週末になると大学時代の友人と借りている工房に行き、今は、ハンガーの制作活動をしている。
スケッチから始まり、様々な形状・素材による試作を繰り返すことで納得できるイメージを作り出す。そのような「身の周りのもの」を少しずつ自分でつくる生活スタイルは、学生時代から続いている。

全天球の世界を表現

全天球カメラ「RICOH THETA」のデザインを手がけた河であるが、当初は担当分野ではなかった。新商品開発のため社内でデザインコンペが行われ、河のデザインが採用されたのだ。「このカメラは取り巻く空間を360°撮影できることから、ユーザーが表裏を意識しないで使える形状にこだわった」と話す。確かに裏と表がシンメトリーにみえる造形で、持つ方向を意識させない。また一筆で描けるようなシンプルで記憶に残る“アイコンデザイン”になっていることを大切にした。
さらにスマホ連携で使用することを考え、印象の纏まりにも配慮した。白にシルバーのラインを配したカメラは、気軽でお洒落な感じだ。一方使い心地は、シンプルな形状からは想像できない程、つかむと心地よく自然にシャッターボタンに親指が乗る。長く持ち歩いても違和感がなく、自然な動作で撮影できる。河は「レンズ構造やバッテリーの厚みなどいくつか難しい制約がある中、この形状を導き出すのがデザインの醍醐味だった」と語った。さりげない形にもかかわらず、使い心地が良いのは、試作を繰り返した結果だ。

映像をつくる

この新しい映像体験ができる「RICOH THETA」のデザインは非常にワクワクするものであったが、河はこれだけでは終わらない。Visual Jockey(VJ)として出演しているイベントで、早速360°で撮影した画像を活用してパフォーマンスを行った。「今までは幾何形体などのシンプルな素材を主に使用していたが、球体という画像の特徴を活かすことで、表現の幅が広がった」と話す。ふだんの見慣れた景色が、映像では閉じ込められた風景に変わり、音楽に合わせて異質な世界が生まれている。

ボーダレスなデザイナー

デザイナーは細かく専門分化されてきたが、河にとってデザイン活動は、生活を快適にする為であり、人が新しい道具を使う場面では、より豊かな生活や新しい世界を身近に感じてもらうための行為だ。
だから彼のマルチなデザイン活動には、専門分化も境界線もない。ボーダレスに活躍できるデザイナーとして、近い将来、彼は自分で組み立てた家に住み、自作の家具や映像に囲まれて暮らしているに違いない。


河の映像作品はウエブサイトでご覧いただけます。

全天球イメージ: http://vimeo.com/83955324


THETA

技術情報:全天球カメラ

開発者ストーリー:「常識を覆す価値創造は、信念と執念、そして”仲間との熱い議論”から生まれた。」佐藤裕之