コメットサークルは、製品メーカー・販売者としてのリコーグループの領域だけでなく、その上流と下流を含めた製品のライフサイクル全体で環境負荷を減らしていく考え方を表したものです。環境負荷に最も大きな影響を及ぼすのは、製品の基本設計を握っている私たち製品メーカーであることを自覚し、主体となってこのコメットサークルを回しています。
コメットサークルの考え方に基づき「リサイクル対応設計方針」(現在の環境適合設計方針) を策定し、製品の3Rや長寿命化を推進してきました。例えば、リユースを想定した強度設計、解体・分別性の向上、交換部品やキーパーツの長寿命化など様々な技術開発とノウハウを確立してきました。
環境適合設計方針は適宜見直しを行い、社会動向や市場、社内の活動に合わせた改定を重ねています。設計者は環境適合設計セルフアセスメントを行い、3Rへの配慮は設計手順の一つとして定着しています。 環境適合設計の例を以下に紹介します。
相溶性ラベルは、部品に貼りつけられた状態で溶解・再生をしても再生プラスチックの純度と物性が保たれるラベルです。1994年から複合機やプリンターなどの製品に採用しています。相溶性ラベルの使用によって、複合機再生工程の作業効率が向上しました。
外装カバーの隠しネジや隠し爪は、解体のしにくさや部品破損によりリユース・リサイクルに影響を及ぼします。解体作業効率向上を目的として、2015年に隠しネジや隠し爪の位置を外装カバーに表示することを方針に盛り込みました。