日頃は弊社製品をご愛用いただきまして、誠にありがとうございます。
RICOH P C200SFLに対し、「Postscriptインタープリタにおける脆弱性」(CVE-2024-11344~11347)、「組み込みWebサーバーにおける脆弱性」(CVE-2025-1127)によるリコー製品への影響が確認されました。より強固なセキュリティーを確保するため、以下(表1)に記載の製品・サービスをご利用のお客様におかれましては、以下に記載の対処を頂けますようお願いいたします。
[脆弱性概要]
CVE-2024-11344(CVSSv3スコア7.3):Postscriptインタープリタにおける型の混乱の脆弱性が確認されました。
CVE-2024-11345(CVSSv3スコア7.3):Postscriptインタープリタにおけるヒープベースのメモリ脆弱性が確認されました。
CVE-2024-11346(CVSSv3スコア7.3):Postscriptインタープリタにおける型の混乱の脆弱性が確認されました。
CVE-2024-11347(CVSSv3スコア7.3):Postscriptインタープリタにおける整数オーバーフローの脆弱性が確認されました。
CVE-2025-1127(CVSSv3スコア9.1):組み込みWebサーバーにおけるパストラバーサル攻撃と同時実行の組み合わせによる脆弱性が確認されました。
今回見つかった脆弱性を利用して、デバイス上で任意のコードをリモートで実行できるようになる可能性があります。
対象製品・サービス | 構成要素 | バージョン |
---|---|---|
RICOH P C200SFL | ファームウェア | Ver.1.12(230.329)以下 |
ホーム画面より、設定>デバイス>このプリンタについて>ファームウェアバージョン と順に選択をしてファームウェアのバージョンを確認して下さい。
「ソフトウェアダウンロード」サイトから最新のファームウェアをダウンロードし、アップデートを行ってください。
「ソフトウェアダウンロード」サイト
https://support.ricoh.com/bbv2/html/dr_ut_d/ipsio/model/pc200sfl/firmware/firmware.htm
対策バージョン:Ver.1.13(230.408)
CVE-2025-1127の脆弱性に対しては、管理者パスワードを設定することで、本脆弱性の実行を防ぐことが可能です。
リコーテクニカルコールセンター
Tel: 0120-892-111
※ 対応時間:祝日を除く月~金 9:00~17:00
本ページのURL:
https://jp.ricoh.com/security/products/vulnerabilities/adv?id=ricoh-prod000064-2025-000003 このURLリンク先と内容の異なる、あるいはURLを省略した、このドキュメントのテキストのコピーは、重要な情報の欠落や誤りの可能性がありますのでご注意ください。