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IMPORTANT RICOH P C200SFLへの「Postscriptインタープリタにおける脆弱性」(CVE-2024-11344~11347)、「組み込みWebサーバーにおける脆弱性」(CVE-2025-1127)による影響について

公開日時: 2025年03月17日 18時00分 (2025-03-18T03:00:00+09:00)
株式会社リコー

日頃は弊社製品をご愛用いただきまして、誠にありがとうございます。
RICOH P C200SFLに対し、「Postscriptインタープリタにおける脆弱性」(CVE-2024-11344~11347)、「組み込みWebサーバーにおける脆弱性」(CVE-2025-1127)によるリコー製品への影響が確認されました。より強固なセキュリティーを確保するため、以下(表1)に記載の製品・サービスをご利用のお客様におかれましては、以下に記載の対処を頂けますようお願いいたします。

 

[脆弱性概要]

CVE-2024-11344(CVSSv3スコア7.3):Postscriptインタープリタにおける型の混乱の脆弱性が確認されました。
CVE-2024-11345(CVSSv3スコア7.3):Postscriptインタープリタにおけるヒープベースのメモリ脆弱性が確認されました。
CVE-2024-11346(CVSSv3スコア7.3):Postscriptインタープリタにおける型の混乱の脆弱性が確認されました。
CVE-2024-11347(CVSSv3スコア7.3):Postscriptインタープリタにおける整数オーバーフローの脆弱性が確認されました。
CVE-2025-1127(CVSSv3スコア9.1):組み込みWebサーバーにおけるパストラバーサル攻撃と同時実行の組み合わせによる脆弱性が確認されました。

影響

今回見つかった脆弱性を利用して、デバイス上で任意のコードをリモートで実行できるようになる可能性があります。

脆弱性の影響のある構成要素/バージョン

対象製品・サービス 構成要素 バージョン
RICOH P C200SFL ファームウェア Ver.1.12(230.329)以下

ホーム画面より、設定>デバイス>このプリンタについて>ファームウェアバージョン と順に選択をしてファームウェアのバージョンを確認して下さい。

対処方法について

「ソフトウェアダウンロード」サイトから最新のファームウェアをダウンロードし、アップデートを行ってください。
「ソフトウェアダウンロード」サイト
https://support.ricoh.com/bbv2/html/dr_ut_d/ipsio/model/pc200sfl/firmware/firmware.htm

対策バージョン:Ver.1.13(230.408)

 

CVE-2025-1127の脆弱性に対しては、管理者パスワードを設定することで、本脆弱性の実行を防ぐことが可能です。


本件に関するお問合せ先:

リコーテクニカルコールセンター
Tel: 0120-892-111
※ 対応時間:祝日を除く月~金 9:00~17:00

更新履歴:
2025-03-18T03:00:00+09:00 : 1.00J 新規公開

本ページのURL:
https://jp.ricoh.com/security/products/vulnerabilities/adv?id=ricoh-prod000064-2025-000003
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