Skip to main content Skip to first level navigation
Breadcrumbs

Share

Main content

ニュースリリース

リコー、丸め機能などを強化した3次元ソリッドモデラー
「DESIGNBASE V7.1」を新発売

1999年3月24日
株式会社リコー


株式会社リコー(社長:桜井正光)は、WindowsNT/95上で稼働する3次元CAD用のソリッドモデラー(立体の内部データまで表現するソフト)として、丸め機能やIGESデータ(CAD分野で汎用性の高い3Dデータ形式)の読み込み機能などをより強化した「DESIGNBASE V7.1」を開発し、新発売いたします。
製品名 DESIGNBASE V7.1
標準価格 370万円から
発売日 1999年3月25日
年間販売金額 10億円
*このニュースリリースに掲載されている価格および料金には、消費税は含まれておりません。
 「DESIGNBASE」は、3D化が進むCAD/CAM/CAEシステム用のツールキット(ソフトウエア部品)で、ソリッド(立体)データとサーフェス(曲面)データの統合処理を高レベルで実現しています。高度な自由曲面機能や、ソフトウエアシステムに組み込む際の使いやすさから、業界をリードしており、現在国内外約100社とライセンス契約を結んでいます。
 「V7.1」の発売にあわせ、次の点を強化しています。
<DESIGNBASE V7.1の主な強化ポイント>
  • 1.丸め機能を強化しました。
      • 頂点の丸め機能において、丸め方のバリエーションを追加。フィレット面(2面間を滑らかにするように生成する面)同士をつなぐ際に、干渉部(面同士がぶつかる部分)を滑らかに接続するための"ぼかし面"を生成しないことも可能に。
      • 徐変関数(ある稜線を丸める時に、その稜線上における半径を指定するための関数)機能を向上。生成されたフィレット面と既存の隣接したフィレット面を滑らかに接続することが可能に。
  • 2.IGESデータ(CADで汎用性の高い3Dデータ形式)の読み込み機能を向上しました。
      • トリム(一枚の曲面から切り出すこと)された複雑なパラメトリックスプライン曲面(自由曲面を表現する一形式)を読み込む際、分割処理を実施することにより、精度を向上。指定精度を保持することにより、読み込み率を向上するとともに、読み込み後の形状変形を可能に。
      • オフセット面(ある面から等距離の面)読み込み機能を向上。曲面形状が複雑な場合の成功率を向上。
  • 3.集合演算、オフセット機能において30%の処理速度向上を行いました。
      • 集合演算における位相処理を高速化。
      • オフセット機能において、平面同士の干渉計算や多数の穴を持つ形状処理の改善により高速化。
  • 4.オフセット機能を向上しました。
      • シェリング(くり貫き)時に生成されるオフセット面を延長することで、くり貫き面指定の自由度を向上。
      • 面の接続部が凹から凸に変化している面のオフセット処理が可能に。
      • オフセット面生成時に、自己干渉により数学的に正確な曲面が生成できない場合、近似曲面を生成することで面の欠落を防止。
  • 5.集合演算機能や曲面修正機能を強化しました。
      • 集合演算時に幾何補正することで、成功率を向上。
      • 曲面修正機能において、変形のためのガイドラインを縦横複数本指定して変形する機能を追加。曲面の形状変形方法がさらに多彩に。
  • 6.データファイルのサイズを削減しました。
      • 履歴情報を効率化することにより、データサイズを削減。