ニュースリリース
リコーと日本IBM、日本情報通信が
「循環型無線ICタグ・ソリューション」で協業
-無線ICタグとリライタブル表示機能の組合せにより、
環境に優しく経済的なソリューションを提供-
2004年10月15日
株式会社リコー
日本アイ・ビー・エム株式会社
日本情報通信株式会社
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株式会社リコー(以下:リコー、本社:東京都港区、代表取締役社長:桜井 正光)、日本アイ・ビー・エム株式会社(以下:日本IBM、本社:東京都港区、代表取締役社長:大歳 卓麻)、日本情報通信株式会社(以下:NI+C、本社:東京都中央区、代表取締役社長:富田 修二)の3社は、リコーのサーマル・リライタブル・メディア"RECO-ViewTM"*1をコアにした「循環型無線ICタグ・ソリューション」の企画・開発・販売・普及に関して広範な領域で協業することに、本日合意しました。
「循環型無線ICタグ・ソリューション」は、数百回の繰り返し印字・消去ができる「リコーのRECO-ViewTM無線ICタグ・リライタブルシート」を活用したものです。これは、ICタグに書き込まれた情報をリライタブルシート上で可視化することで、作業者が内容を確認しながら物と情報の流れを一元管理する新たなソリューションです。これにより、お客様は、物流業務処理の効率化および在庫物品の数量やロケーションなどの情報をリアルタイムで管理することが可能になります。また、「リコーのRECO-ViewTM無線ICタグ・リライタブルシート」は、繰り返し利用できるため、ランニングコストの削減と同時に、紙資源を大幅に削減することから環境保全にも貢献することができます。
リコーは、無線ICタグ・リライタブルシートを主体とした、RECO-ViewTM商品群の研究、開発、提供を行います。
日本IBMおよびNI+Cは、RECO-ViewTM無線ICタグ・リライタブルシートを活用する「循環型無線ICタグ・ソリューション」の企画・開発および販売を行います。
協業の第一弾として、IBM eServer®iSeriesTMで稼動するアプリケーションと、RECO-ViewTM無線ICタグ・リライタブルシートとの間のインターフェース・システムの企画・開発・提供をNI+Cが行います。これにより、「循環型無線ICタグ・ソリューション」導入に際し、IBM eServer®iSeriesTMをお使いのお客様は、提供される実績あるインターフェース・システムにより開発期間・コストを40%削減でき、RECO-ViewTM無線ICタグ・リライタブルシートを活用した「循環型無線ICタグ・ソリューション」の容易な導入が可能となります。
お客様は「循環型無線ICタグ・ソリューション」の導入により、工程管理、物流管理、在庫管理などの様々な領域で、以下の効果を期待することができます。
1) 無線ICタグのデジタル情報の可視化
2) 伝票から直接自動入力することによる業務効率化
3) 無線ICタグ・リライタブルシートの繰返し利用によるランニングコストの大幅削減
4) 無線ICタグとバーコードシステムの併用による業務の多様化/堅牢化の実現
5) 紙資源削減による環境保全に貢献
*1RECO-Viewは株式会社リコーの登録商標です。
「
REwritable」、「
REcycle」、「
REuse」、「
ECOlogy」、「
ECOnomy」からの造語で、環境への配慮をあらわす。また、それらを「View」、即ち可視化させることをあらわす。「RECO-View」はリコーのサーマル・リライタブル・メディア商品群の商品ブランドです。温度のコントロールによって、画像を簡易に印字・消去できる記録材料をフィルムや紙に塗工した商品で、ICタグと組み合わせたアプリケーションも加え、様々な分野での応用が期待されるメディアです。
*2IBM、e-businessロゴ、eServer、iSeries は、IBM Corporationの商標です。
その他の社名、製品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。