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ニュースリリース

リコー、IT環境の構築・運用管理を支援するITサービス事業を強化
~ITサービス事業の売上げを2008年度に1000億円に拡大~

2004年6月4日
株式会社リコー

 株式会社リコー(社長:桜井正光)は、国内のIT環境の構築・運用管理を支援するITサービス事業を、リコーが100%出資しているITサービスプロバイダー「リコーテクノシステムズ株式会社(以下、RTS)」(社長:川村收)を中心に強化してまいります。2003年度に約300億円だった国内ITサービス事業の売上げを、2008年度にはリコーグループ全体で1000億円まで拡大することを目指します。

 そのための施策として、これまでリコーおよびRTSがそれぞれ提供していたサービスを統合し、「システムインテグレーション」「ネットワークインテグレーション」「マネージドサービス」「サポート&サービス」「ドキュメントサービス」の5つの分野で構成したITサービス総合メニュー「ITKeeper(アイティ キーパー)」として、6月28日から提供します。新たなサービスとして、インターネット向けネットワーキング機器ベンダーの最大手であるシスコシステムズ株式会社(代表取締役社長:黒澤保樹、資本金22億2千万円、東京都区赤坂2-14-27、以下、シスコ)との協業関係を拡大・強化することで、IP電話システムと、IBM社のグループウエアLotus Notes/Dominoを連携したIPコミュニケーション環境の企画・設計・構築・運用を支援するサービスを提供してまいります。

 また、これまでリコーグループ内で重複していた機能を整理し、ITサービスに関連する戦略策定や商品企画などの機能をRTSに集約することで、グループ全体で効率的なサービス提供体制を構築するとともに、人員の強化を進めます。特にRTSにおいては、現在約4,000名いる技術者の中で、デジタル複合機やプリンターなどを受け持つ技術者のスキルを向上し、ITサービスにも対応できる技術者を育成することで、現在の約1,400人から2008年度には約2,800人体制に増強いたします。

 近年、IT環境の運用管理をアウトソーシングし、TCO(Total Cost of Ownership)削減を図る動きが加速しています。特に大規模事業所のお客様では、全国均一のオンサイトサービスや、複数の拠点におけるIT資産管理、障害対応業務などのアウトソーシングサービスに対するニーズが広がっております。一方、中小規模事業所のお客様においては、ブロードバンド化に対応したネットワーク監視サービスをはじめとするセキュリティ対策や、さまざまなベンダーのオフィス機器の障害対応をワンストップで請け負う保守サポートが求められています。

  • 今回、ITサービス事業の中核を担うRTSは、全国を網羅する約250ヵ所の拠点、約4,000名の技術者(カスタマーエンジニアやシステムエンジニアなど)、24時間・365日のサポート対応といった顧客接点力と、先進の監視センター/データセンターなどを強みとしながら、リコー製デジタル複合機やレーザープリンターの保守を含むIT環境全体の企画、構築、運用管理、廃棄に至るまでのさまざまなサービスをワンストップでご提供しています。
  • <ITサービス事業の主な強化内容>
    1. ITサービス総合メニュー「ITKeeper」を6月28日から提供してまいります。
    これまでリコーグループとして提供していたITサービスメニューを統合。新サービスメニューを拡充したITサービス総合メニュー「ITKeeper」として提供。
    このITサービス総合メニュー「ITKeeper」は、リコーの全国45社の総合販売会社やRTSを通じて提供するほか、通信キャリアやネットワークインテグレーター、システムインテグレーターなどのビジネスパートナー様からもご提供いただきます。

    新たに、以下のサービスの提供を開始いたします。
    IPコミュニケーション環境の企画・設計・構築・運用支援サービス
    主に中・大手規模事業所のお客様向けITサービスとして、シスコの提供する「Cisco CallManager(シスコ コールマネージャー)」(インターネットプロトコルを用い、データネットワーク上で音声通話を実現するための通信処理を行なうソフトウェアコンポーネント)を活用したIP電話システムと、IBM社のグループウエアLotus Notes/Dominoやリコー製IP-FAXを連携したIPコミュニケーション環境の企画・設計・構築・運用支援サービスを6月から開始。
    RTSは、2004年3月にシスコのゴールド認定パートナーの資格を取得。また、約600名の技術者がシスコ技術者認定を取得するなど、高い技術力を保有。
    さらにRTS本社に、国内最大規模のIPコミュニケーション環境を構築し、運用している実践ノウハウをあわせ、信頼性の高いソリューションを提供。導入前のコンサルテーションから、導入後の保守までをワンストップで対応。
    オフィスの電話システムをIPテレフォニーに移行させ、データ系と音声系のネットワークを統合することで、通信コストやシステム運用コストを大幅に削減する提案を実施。

    2. RTSを中心とした新たなサービス提供体制を構築しました。
    (1) RTSを中心に、グループの総合力を活かした戦略を策定し、展開
    ITサービスに関連する戦略策定や商品企画など、これまでリコーグループ内で重複していた機能をRTSに集約し、グループ全体でのサービス提供体制を効率化するとともに、リコーグループの総合力を活かした戦略展開を実施。中小規模の事業所から大規模までのさまざまなお客様のニーズに対応。

    (2) ITサービスに対応できる技術者を2008年度までに1,400名増強
    現在約4,000名の技術者の中で、デジタル複合機やプリンターなどを受け持つ技術者のスキルを向上し、ITサービスにも対応できる技術者を育成。
    現在の約1,400人から2008年度には約2,800人体制に増強。全国総合販売会社の営業担当者に対する営業支援活動も実施し、販売面でも貢献。

    (3) 監視センターやデータセンターなどの設備も拡充
    お客様のITインフラを遠隔監視する監視センターや、ASPサービスやホスティングサービス、ハウジングサービスを提供するデータセンターなどの設備を順次拡充。

  • Lotus Notes/DominoはIBM Corporationの商標です。
  • Cisco CallManagerはシスコシステムズ株式会社の商品です。
  • このほか、このニュースリリースに掲載されている会社名、商品名は各社の商標および登録商標です