ニュースリリース
2002年3月28日
株式会社リコー
1. | CO2排出量を積極的に削減していきます。 |
工場やオフィスからのCO2の排出量を2010年度に売上原単位で62%、排出総量で13%削減する計画です(株式会社リコーのみ対象)。従来の原単位管理と合わせて、排出総量での管理を実施していきます。具体的には、工程のプロセス改善、コジェネなど高効率設備、及び新エネルギーの導入を検討します。新規事業の立ち上げなどによる増加分は既存事業の効率化で対応を図っていきます。 また、製品の待機時・使用時の消費電力をさらに削減する計画です。この結果、お客様が当社製品を使用することにより発生するCO2を2004年度には年間約4.5万t削減(2000年度比56%削減)できる見込みです。京都議定書の目標達成にむけ広く社会にも貢献していきます。 |
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2. | 製品のリサイクル事業の黒字化を目指します。 |
当社の販売戦略である「グリーンソリューション」に、再生機の販売目標を具体的に設定することにより、2004年度中にリサイクルビジネスの黒字化を目指します。また、リユース部品の使用量を2000年度対比で20倍以上に拡大していきます。 | |
3. | 2004年度以降に発売する製品に含まれる鉛、6価クロム、カドミウム、塩化ビニルの全廃を目指します。 |
項 目 | 2004年度目標 |
1.製品環境性能の向上と技術開発の促進 | |
(1)製品省エネルギーの推進 | リコー省エネ基準の達成 |
(2)製品に関する汚染予防の推進 | 鉛・6価クロム・塩化ビニル・カドミウムの全廃 |
(3)紙の環境負荷削減に寄与する技術の開発 | 代替ペーパー、リライタブルペーパー技術の実用化開発 |
2.製品資源生産性の向上による省資源化推進とリサイクル事業の収益性向上 | |
リユース部品使用量を20倍以上向上(国内2000年度比) | |
使用済み製品の回収を回収台数率で10%向上(国内2000年度比) | |
資源循環型製品の販売台数を20倍以上向上(国内2000年度比) | |
使用済み製品、トナーカートリッジの再資源化率を98%に向上(国内) | |
3.事業所・オフィスでの環境保全活動 | |
(1)エネルギー使用量の削減 | CO2排出量(売上高原単位)の20%削減(リコー2000年度比) |
CO2排出量の2%削減(国内各社2000年度比) | |
エネルギー使用量(売上高原単位)を20%削減(海外各社2000年度比) | |
(2)汚染予防の推進 | 環境影響化学物質の使用量8%、排出量50%削減(国内外2000年度比) |
ジクロロメタンを含む塩素系有機溶剤の使用を全廃(国内外) | |
CO2以外の温室効果ガスの排出量を1%増加以内に留める(国内外2000年度比) | |
オゾン層破壊物質排出量を60%削減(国内外2000年度比) | |
(3)省資源リサイクルの推進 | 廃棄物の発生量を13%以上削減(国内外2000年度比) |
廃棄物の再資源化率を90%に向上(国内非生産系) | |
用水の使用量を10%以上削減(国内外2000年度比) | |
用紙の購入量を10%以上削減(国内外2000年度比) | |
4.グリーンパートナーシップの推進 | |
(1)グリーン販売の推進 | 紙製品の再生パルプ使用比率を60%に向上(国内) |
(2)グリーン調達の推進 | 仕入先での環境負荷を把握し削減目標を設定(国内外) |
仕入れ先製造工程での特定環境影響化学物質を全廃(国内外) | |
(3)グリーン購買の推進 | グリーン購買(事務用品等)比率を100%に向上(国内) |
5.環境経営システムのレベルアップ | |
新しい環境会計システムの構築 | |
環境負荷情報収集分野と拠点の拡大 | |
6.環境社会貢献の推進 | |
生態系保全のための森林保全活動の推進(国内外) |