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ニュースリリース

リコー、PxPトナー/新PxPトナー(重合トナー)の新工場を建設
~投資額約200億円で、生産能力をトータル約14,000トンに拡大~

2008年2月4日
株式会社リコー

株式会社リコー(社長執行役員:近藤史朗)は、「PxPトナー」(ピー・エックス・ピー・トナー。リコーの重合トナー)の新たな生産拠点として、子会社である東北リコー株式会社(社長執行役員:敦賀博)に新工場を建設いたします。

PxPトナーは、ポリエステルを用いた重合トナーで、工法はエステル伸長工法という独自方式を採用しています。トナー粒子が小さく均一で、しかも形状制御が容易なため、より一層の高画質化を実現いたします。またポリエステルを用いたことで熱特性が均一となり、トナーの定着温度をより一層低くすることができるため、機器の省エネ化を可能にします。

特に「新PxPトナー」は、更なる省エネ対応と高画質化を狙いとして、新開発のポリエステル樹脂により、従来のPxPトナーに比較して、定着温度を20度低下させることを実現しました。さらに、新たなトナー形状制御技術と新規顔料を採用したことで、粒状度とドット再現性の向上、色再現域の拡大により高画質化を実現しています。
2007年12月に発売した「imagio MP C7500/6000」では新PxPトナーの採用と定着機構の熱伝導性を高めたことと相まってウォームアップタイムを従来機と比べて約1/5に短縮*1しています。これにより、標準消費電力量(TEC)は従来機と比べて*2約1/2に削減が可能となりました。

リコーは、需要拡大するカラー複合機・レーザープリンターに、順次PxPトナーを搭載してきており、今後、主力機種へも継続して搭載していく予定です。
これまでのPxPトナーの生産は、沼津事業所での集中生産としてきました。今回、東北リコーに約200億円を投資して新トナー工場を建設するのは、急速な需要拡大への対応と一極集中のリスク分散を図るためのものです。これによりリコーのPxPトナーの生産能力は、現在の年間約8,000トン、2008年8月稼動予定の沼津事業所内の新工場での年間約3,000トンと合わせて、2010年度にはトータルで年間約14,000トンに拡大します。
  • *1imagio MP C7500は90秒以下、同C6000は100秒以下。また従来機imagio Neo C600は480秒以下。
  • *2imagio MP C6000SPと従来機imagio Neo C600 モデル75を比較した場合。
  • <新工場の概要>
    ・ 所在地 宮城県柴田郡柴田町中名生神明堂3-1(東北リコー内)
    ・ 建屋面積 約21,400m2(延べ面積)
    ・ 建屋高さ 約30m
    ・ 投資額 約200億円
    ・ 生産品目 PxPトナー、新PxPトナー
    ・ 生産能力 約3,000トン/年(2010年度)
    ・ 着工 2008年11月
    ・ 稼働 2010年3月(予定)