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ニュースリリース

日立プリンティングソリューションズ株式会社の株式譲渡に関する契約締結について

2004年8月9日
株式会社リコー

 株式会社リコー(コード番号 7752、代表取締役社長:桜井 正光、以下「リコー」という)と株式会社日立製作所(コード番号 6501、代表執行役 執行役社長:庄山悦彦、 以下「日立」という)は、日立の100%子会社である日立プリンティングソリューションズ株式会社(以下「日立PRS」という)の全株式を、日立がリコーに譲渡することで2004年3月31日に基本合意しておりましたが、本日株式譲渡契約を正式に締結いたしました。
契約の主な内容は、以下の通りです。
1. リコーは、日立PRSの株式を100%取得する。
2. 株式譲渡後も、日立PRSと日立製作所グループとの契約関係は、基本的に変更はない。
3. 株式譲渡後も、日立PRSの代表者は片山利昭氏とする。
 今回の契約締結により、リコーは日立PRSの経営権を取得し、成長戦略の重要な柱であるプリンター事業の強化・拡大を目指します。特に、今後成長が見込まれる基幹系プリンター/POD(プリント・オン・デマンド)市場に向けた高速プリンターや、低価格カラープリンター分野で、大きな実績を築いている日立PRSがリコーグループの一員になることは、製品ラインアップの強化や新たな顧客の獲得、更には、画像システム事業の戦略目標である「トータル・ドキュメント・ボリューム(TDV)の最大化」を実現する上でも有効な方策であると考えております。また、従来の複写機販売チャネルに日立PRSの持つITチャネルを付加することで、プリンター事業拡大へのシナジー効果が期待できると考えております。

 一方、日立は、中期経営計画「i.e.HITACHIプランII」のもと、全ての事業を対象に、世界市場で勝ち抜いていくためのあらゆる強化策を検討しています。今回の契約締結も、そうした観点に基づくものです。

 日立としても、情報通信システム事業を行っていく上で、プリンターは重要な製品であり、今後も日立ブランドプリンター事業継続のため、リコーならびに日立PRSとのパートナー関係を今まで以上に強固にして、より付加価値の高いソリューションをお客様に提供していきたいと考えています。

 なお、株式譲渡後の新会社名は「リコープリンティングシステムズ株式会社」を予定しております。
1. 日立PRSの概要
  (1)社名 日立プリンティングソリューションズ株式会社
(2004年10月に、「リコープリンティングシステムズ株式会社」に名称変更予定)
  (2)代表者  代表取締役 片山 利昭(かたやま としあき)
  (3)所在地 東京都港区港南二丁目15番1号
  (4)設立年月  2002年10月
  (5)事業内容 プリンター及びその関連機器・ソフトウェアの開発、設計、製造及び販売
  (6)決算期 3月31日
  (7)従業員数 820名(連結2,200名)(2004年3月末現在)
  (8)資本金 50億円(発行済株式総数 100,000株)
  (9)業績 売上高   約600億円(2004年3月期)
   
2. 譲渡前後の株式所有比率の状況
譲渡前の所有株式比率    リコー    0%   日立    100%
譲渡後の所有株式比率(予定)    リコー    100%   日立    0%
   
3. 株式譲渡日程
  2004年10月1日(予定)
   
4. 本件に伴うリコー、日立の連結業績への影響
  リコーにつきましては、後日2004年度下期業績見込み発表時に合わせて公表いたします。
日立につきましては、影響は軽微です。