株式会社リコー(社長:桜井正光)は、オーストラリア・ニュージーランドで写真・映像の材料・機器販売を行う傘下のHanimex(ハニメックス)社の全株式を、富士写真フイルム株式会社(社長:古森重隆氏)に売却することを決め、Hanimex社の株式を保有していた リコーの孫会社であるNRG Overseas Investment Ltd.と富士フイルムの間で、この度売買契約を締結いたしました。
Hanimex社は、リコーの100%子会社であるOA機器・カメラの販売会社NRG Group PLC(本社:イギリス ロンドン)の100%子会社NRG Overseas Investment Ltd.(本社:同)が全株式を保有していました。オーストラリアに本拠を置き、 オーストラリア・ニュージーランドでフィルム、印画紙、カメラなどの販売や、現像サービスなどを行っています。
1967年に富士フイルムの代理店となって以来、特にフィルム、印画紙、薬品、DPE機器などの分野においては独占販売契約のもと、確固とした市場基盤を築いてまいりました。
今回の売却は、Hanimex社の事業内容がリコーのコア事業であるオフィスソリューションビジネスとの関連性が低いこと、一方、富士フイルムの傘下でならばイメージングの分野で更なる発展を遂げ、企業価値の増大に寄与することとなり、Hanimex社の将来に向けて有利であると判断したものです。