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ニュースリリース

米国レニエワールドワイド社株式に対する公開買付について

2000年11月30日
株式会社リコー

 株式会社リコー(社長:桜井正光、コード:7752、以下リコー)は米国における100%出資子会社Ricoh Corporation(以下RC)を通じ、Lanier Worldwide, Inc.(以下レニエ社)株式に対する公開買付を行うことを決定し、遅くとも12月13日までに開始いたします。この公開買付はレニエ社の取締役会の承認を得た友好的なもので、両者は本日、買収に関する合意契約書を締結いたしました。公開買付が成立した場合、レニエ社はRCの傘下に入ることになります。RCは最終的にレニエ社の公開買付対象株式の全数取得を目指していますが、その過半数の取得を条件として公開買付は成立することになり、経営権の取得が可能となります。公開買付は一株あたり3.00米ドルで、公開買付総額は、約260百万米ドルになります。
 レニエ社は米国アトランタに本社を置き、欧米市場を中心に複写機、ファクス、プリンターをはじめとするOA機器等の販売・サービス事業を展開している会社です。60余年の歴史を持ち、世界100カ国に1,600の販売・サービス拠点を有しています。特に米国においては106の直売支店を配し、フォーチュン500に名を連ねる大手顧客に対し長年に亘る取引関係を維持しています。リコーは1980年代後半に同社に対し一部商品で取引を開始、1996年以降本格的にデジタル複写機/複合機をOEM供給しています。
 リコーは現在、日本および欧州市場においてオフィス複写機ではトップシェアを堅持しているものの、北米では第2位グループに甘んじており、同市場での販売網、特に直売網の強化が課題となっていました。また、今後積極的に展開していくプリンティング・ソリューション事業やドキュメント・ソリューション事業分野においては、顧客の潜在ニーズの発掘や顧客のニーズに対応したソリューションの提案・提供が不可欠となり、顧客へのダイレクト・アクセスがますます重要になってまいります。今回のレニエ社買収により、直売網を強化できることに加え、顧客に密着したソリューション事業の展開を一層強化することができます。
<ニューヨーク株式市場におけるレニエ社の公開買付概要>
1. 対象会社の名称 Lanier Worldwide, Inc.
2. 公開買付を行う
対象株券の種類
普通株式
3. 公開買付の価格 3.00米ドル/株
4. 公開買付予定株数  約85百万株
5. 公開買付総額 約260百万米ドル
6. 公開買付期間 レニエ社株主に対してオファードキュメントを送付する日
(遅くとも2000年12月13日)から20営業日までの予定
<レニエ社概要>
1. 正式社名 Lanier Worldwide, Inc.
2. 代表者 ウェズリー・E・カントレル(Wesley E. Cantrell)
会長兼最高経営責任者
3. 所在地 2300 Parklake Drive, NE Atlanta, GA, USA 30345
4. 設立 1934年
5. 事業内容 複写機、ファクス、プリンターなどOA機器および 関連システムの販売・サポート・サービス事業
6. 従業員数 約8,200名(内セールス1,800名)
7. 事業所 米国内  106直売支店
米国外  27販売会社/支店
8. 資本金 879千米ドル(2000年6月30日現在)
9. 発行済株式総数 87.9百 万株 (同上)
10. 総資産 1,050.1百万米ドル(同上)
11. 業績(2000年6月期)  売上高    1,325.6百万米ドル
当期利益   1.2百万米ドル
<リコーコーポレーションの概要>
1. 正式社名 Ricoh Corporation
2. 代表者 吉田勝美 社長兼最高経営責任者
3. 所在地 5 Dedrick Place, West Caldwell, NJ 07006, U.S.A.
4. 設立 1962年
5. 事業内容 北中南米市場におけるリコーの販売統括会社として複写機、 ファクス、プリンターなどのOA機器の販売・サポート・ サービス事業
6. 売上高 21億米ドル(2000年3月期)
7. 従業員数 約5,100名(2000年3月31日現在)