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ニュースリリース

リコー、「社会的責任経営報告書」、「環境経営報告書」、
「アニュアルレポート」を同時発行

2004年6月24日
株式会社リコー

 株式会社リコー(社長:桜井正光)は、「社会的責任経営報告書」、「環境経営報告書」、「アニュアルレポート」を6月25日に発行します。

 これは、従来から発行していた「環境経営報告書」、「アニュアルレポート」に、新たに「社会的責任経営報告書」を加えることで、GRI(Global Reporting Initiative)のガイドラインに示されている企業活動のトリプル・ボトムライン、即ち環境・経済・社会の三つの側面を網羅する、サステナビリティ・レポート(企業の持続可能性報告書)として情報公開を行うものです。

 特に、「社会的責任経営報告書」では、今日的な問題である企業の社会的責任について、リコーグループの考え方、推進体制、企業行動原則、活動の現状などを掲載しています。また、このようにそれぞれの報告書を独立させ、各分野の報告内容を一層充実させる一方で、三冊相互の編集の連携によりサステナビリティ・レポートとしての一貫性を保ち、リコーグループの考え、姿勢、活動の実績などをより鮮明に表現する工夫をしています。

 ■社会的責任経営報告書 2004(Sustainability Report Corporate Social Responsibility: 日本語版)は、トリプル・ボトムラインの社会的側面に対応した報告書として位置付けられ、今回が第1回目の発行となります。リコーグループの企業活動を総括的に俯瞰し、社会的責任という視点から、その考え方、推進体制、企業行動原則である「CSR憲章」、「行動規範」及びその制定・施行の経緯、グループのCSR活動状況等について報告しています。また、社員、パートナー、地域社会などのステークホルダーごとに、企業行動原則を4つの分野(誠実な企業活動、人間尊重、社会との調和、環境との調和)で設定し、果たすべき責任を明確にして関連した企業活動を紹介しています。

 ■環境経営報告書 2004(Sustainability Report Environment:日本語版)は、トリプル・ボトムラインの環境的側面に対応した報告書であり、環境から見た社会的責任について、より詳細に報告しています。リコーグループの環境経営に関わる考え方・基盤、製品に関する取り組み、事業所の活動、環境社会貢献などの内容を分かりやすく構成し、代表的な活動事例は、「Focus」ページを新設しQ&A形式で紹介しています。

 ■アニュアルレポート 2004(Sustainability Report Economy 冊子は英語版のみ)は、従来のアニュアルレポートをトリプル・ボトムラインの経済的側面に対応するものとして位置付けてデザインを一新。業績報告に加え上記二つの報告書との関連性を高めました。日本語版はインターネットで公開します。

 リコーは、今後も企業活動を3つの報告書で情報公開し、その内容をさらに充実させていきます。

冊子入手ご希望の方には、インターネットホームページで申し込みを受け付けています。

http://www.ricoh.co.jp/about/request

●GRIとは

GRI(Global Reporting Initiative) 国連環境計画(UNEP)の公認協力機関で、本部はオランダ・アムステルダム。企業などの組織体が独自に発行している環境報告書に適用する国際的なディファクト・スタンダードの制定を目指し活動している団体です。組織体からの報告を単に環境報告書に留めるのではなく、経済的、社会的パフォーマンスとその統合も含めた「持続可能性報告書」として作成するため、企業の3つの側面(環境・社会・経済)に関わる影響・パフォーマンスを評価し報告する国際基準「GRIガイドライン」を2000年6月にまとめました。

●トリプル・ボトムラインとは

ボトムラインとは、決算書の最終行、つまり、収益・損失の最終結果を意味する言葉です。 「トリプル・ボトムライン」は、企業活動を「経済」のみならず、「環境」・「社会」を含めた三つ(トリプル)の視点から捉えて評価するという考え方です。GRI(グローバル・レポーティング・イニシアティブ)の報告書ガイドラインも、この「トリプル・ボトムライン」の考え方に沿って構成されています。
「環境経営報告書」、「社会的責任経営報告書」、「アニュアルレポート」