ニュースリリース
複写機との部品共通化で高信頼性と低価格化を実現したA3判対応のデジタル印刷機「リコー プリポートJP5500」「同JP5000」を新発売
株式会社リコー(社長:桜井正光)は、複写機と部品を共通化することにより、高信頼性と低価格化を実現したデジタル印刷機の新製品として、(1)多彩な編集機能や自動原稿送り装置を装備した上位機「リコー プリポートJP5500」、(2)スタンダードタイプの「リコー プリポートJP5000」の2機種を新発売いたします。
新製品は、生産関連会社の東北リコー株式会社(本社:宮城県柴田町、社長:杉田啓次)が開発したものです。
製品名
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リコー プリポートJP5500
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リコー プリポートJP5000
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標準価格
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149万円
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129万円
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発売日
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1998年3月上旬
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月販台数
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1,500台
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*価格にはテーブルを含んでいます。
*このニュースリリースに掲載されている価格および料金には、消費税は含まれておりません。
新製品「リコー プリポートJP5500」「同JP5000」は、業界最速製版や使いやすさを追求した新機能を搭載した新シリーズ「プリポートJPシリーズ」の第1弾として発売するものです。
新製品は、リコーが構造改革のひとつとして1989年から普通紙複写機の開発・生産で取り組んできたTSS(統合的設計生産システム)を、デジタル印刷機に初めて適応させたもので、デジタル複写機「イマジオシリーズ」と部品を共通化させることによって、高い信頼性を実現しながら、当社従来機「プリポートVT3950」「同VT3750」と比べ20万円の低価格化を実現いたしました。
共通化した部品は、スキャナーユニットや自動原稿送り装置、電装部品などで、部品点数で約31%(汎用ネジ類を除く)です。
<リコー プリポートJP5500/同JP5000の主な特徴>
1.業界最速の12秒の高速製版を実現しました。
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- ●新開発の高感度マスターの採用と、給版と排版を同時に行う「リアルタイム給排版システム」により、製版時間は業界最速の12秒(A4 )を実現。(従来機は16秒)
- ●連続プリント速度は、最高で毎分120枚。
2.使いやすさを追求した業界初の新機能を搭載しました。
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- ●複数原稿を1度に印刷する時に、各プリントの最後の1枚だけをずらして出力できる仕分け装置を搭載。従来のようにオプションのテープマーカーを装着することなく仕分けが行えるため、消耗品のコストを削減。
- ●自動原稿送り装置を使用してA4判以下の原稿を印刷する場合、自動的にA4判の大きさでマスターをカット。A3判の大きさでマスターをカットする無駄をなくし、ランニングコストを軽減。
- ●給紙圧や分離圧の設定、さらにプリントの画像位置の調整(上下左右)を、操作パネルからの指示で調整することが可能。
3.小型・軽量を実現しました。
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- ●スキャナー部や排版部の小型化により、本体の大きさは、幅625mm×奥行き650mmとコンパクト 。(トレイなど突起部を収納した場合。使用時は1,405mm×650mm)
- ●当社従来機と比べ、幅で95mm、奥行きで50mmの小型化。質量も約20%の軽量化を実現。
4.画像合成や印字機能など、多彩な編集機能を装備しております。(JP5500の場合)
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- ●指定したエリアの抽出や消去、網掛け、地紋合成などの画像編集が可能な「メイキャップ機能」に加え、2枚の原稿の画像を合成できる「画像合成」や1枚目の原稿を記憶し、2枚目以降の原稿と合成する「フォーマット合成」など、多彩な編集機能を搭載。表現力豊かな文書の印刷を実現。
- ●日付けやページ、マル秘などを原稿に付加してプリントする「印字機能」や、1つの画像を用紙の中に繰り返し印刷できる「リピート機能」、さらに4枚、8枚、16枚の原稿を1枚の用紙に縮小して印刷できる「メモリー集約機能」を搭載。
5.高い信頼性と静音性を実現するペーパークランプ搬送機構を採用しております。
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- ●用紙の先端をくわえて搬送する「ペーパークランプ搬送機構」を採用。より確実な搬送を実現するとともに、印刷時の静音化を実現。さらに給・排紙時の音を低減することで、高い静音性を発揮。
6.パソコンで作成した原稿をダイレクト出力することが可能です。
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- ●パソコン接続用のコントローラー「PCコントローラー 10PS?」(標準価格:48万8千円)を装着することにより、WindowsやMacintoshで作成した原稿を、ダイレクトに大量・高速印刷が行えるため、チラシやマニュアルなどのプリントに威力を発揮。
リコー プリポートJP5500
(用紙をセットしたもの)