株式会社リコー(社長執行役員:桜井正光)は、台湾における半導体ビジネスの拡大を目指し、同国における顧客サービスと販売サポートの強化を行うために、1月15日付けで台北市に駐在員事務所を開設いたしました。
台北事務所は、台湾市場におけるリコー半導体製品の技術サポート、販売サポート、マーケティングを行うものです。製品の販売は、従来通り現地の代理店を通じて行います。
リコーは、半導体ビジネスにおいて、日本やワールドワイドでトップクラスのシェアを持つ携帯電話向けの電源ICやPower/Audio Management LSI、リチウムイオン電池保護ICなどを強みとしており、特にパソコン向けのカードインターフェースLSIは、2007年度でワールドワイドのシェア40%(出荷数ベース、リコー推定)を見込んでおります。
現状、世界のノートパソコンの約80%は、台湾メーカー様が生産しており、その多くのお客様に、リコーの半導体製品をご採用いただいております。台湾メーカー様の生産拠点は中国工場などにシフトしていますが、リコーはそのデザイン拠点として台湾を重視しています。
今回の台北事務所の開設は、台湾メーカー様のご要望とご期待に応え、従来以上に顧客密着型のサポート体制を強化するためのものです。これにより、パソコン市場でのさらなるシェアアップと、携帯機器やディスプレイなどの新規成長分野の市場開拓を進め、台湾市場における半導体ビジネスのさらなる拡大を目指します。
なお、台北事務所は、リコー半導体事業において、昨年4月に韓国・ソウル市に設立したリコー電子デバイスコリア株式会社、および昨年7月に中国・上海市に設立した理光微電子(上海)有限公司に続き、アジア地区で3都市目の海外拠点となり、今後の大きな成長が期待されるアジア半導体市場での顧客密着型サポート体制を整えました。