ニュースリリース
2005年3月28日
株式会社リコー
製品名 | R1172/R1173シリーズ |
サンプル価格 | 100円 |
受注開始日 | 2005年4月4日 |
月産規模 | 当初計400万個 |
1. | 低入出力電圧差を実現しています。 | |
・ | 1.5V・1A出力時で0.32V、一般的な3V・1A出力時で0.18Vという低い入出力電圧差を実現。300mAに換算すると、それぞれ96mV、54mV程度と、従来品(3V・300mA出力時で120mV)と比較して大幅に性能を向上。 | |
・ | これにより、電池の消耗などによる電圧変動に対して、機器の内部回路に効率よく安定した電圧を供給することが可能。電池消耗時や、他のスイッチングレギュレータの後段でも安定した動作を可能とし、機器の誤動作を減らすとともに、電池をより長時間使用することが可能。 | |
2. | 突入電流制限回路を搭載しました。 | |
・ | 大電流品で起こりやすい、立ち上がり時のピーク電流による内部回路への過渡的な過負荷を防止するため、立ち上がり時のみ当社300mAクラス品程度の突入電流レベルにまで電流を制限する回路を内蔵。 | |
・ | これにより、立ち上がりの高速性を維持したまま突入電流の低減を実現。 | |
3. | 1A出力に対応しています。 | |
・ | リコーのドライバ内蔵タイプLDOとして、初めて1A出力に対応。 | |
4. | 1.4Vという低電圧動作、0.8V~5Vという幅広い出力電圧を実現しています。 | |
・ | 入力電圧は、電源の低電圧化に対応し、1.4Vからの駆動が可能。 | |
・ | 出力電圧は、0.8Vという低電圧から5Vという幅広いラインナップを用意。(従来品は0.8Vから3.3Vあるいは1.5Vから5Vのラインナップ) | |
・ | R1173シリーズでは、外付けの分割抵抗で出力電圧を可変できるタイプも用意。例えば、評価時に出力電圧が決まらない場合、出力電圧可変タイプを使って電圧を決定し、量産時は固定電圧タイプを発注することにより、評価サンプルの無駄を低減。 | |
5. | リップル除去率を向上しました。 | |
・ | リップル除去率を上げることが困難な大電流製品ながら、高速150mAタイプ並の1kHz 70dBを実現。サイン波のように電圧が上下している電源からの入力電圧を安定した電圧にして出力。 | |
6. | 消費電流をさらに低減しています。 | |
・ | 各種特性を向上しながら、消費電流を低減。従来品のTyp. 80μAに対して、無負荷時 Typ. 60μAを実現。 | |
7. | 幅広いパッケージバリエーションを用意しています。 | |
・ | パッケージは、薄型のHSON-6、熱容量の高いSOT-89-5、HSOP-6Jを用意。従来品のR1170シリーズとのピン互換を実現したR1172シリーズは、より小型のSOT23-5への搭載も可能。 | |
・ | 搭載製品の大きさや消費電力に応じて最適なパッケージを選択可能。 | |
8. | その他、優れた機能を搭載しています。 | |
・ | スタンバイ/アクティブの切替は、Hアクティブ(ハイレベルの信号でスタンバイ解除)、Lアクティブの選択が可能。 | |
・ | 出力オフ時に素早い立ち下げを可能にするオートディスチャージ機能も選択可能。(Hアクティブのみ) |