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ニュースリリース

リコー、電源ICラインナップに、より小型のSON1612パッケージ製品を追加
~ボルテージレギュレータICへの採用は業界で初めて~

2003年10月22日
株式会社リコー

 株式会社リコー(社長:桜井正光)は、従来のSC-82ABパッケージと比較して実装面積を40%削減、 実装高さを45%低くしたSON1612パッケージ(1.6mm×1.6mm×MAX0.6mm)を、 現在量産している電源ICの7製品に採用し、サンプルの受注を開始いたします。
  同パッケージを採用する製品は、LDOレギュレータIC※1のR1114Xシリーズ、R1180Xシリーズ、リニアレギュレータIC※2 のRX5RWシリーズ、ボルテージディテクタIC※3のR3111Xシリーズ、R3112Xシリーズ、R3132Xシリーズ、R3133Xシリーズです。
  • ※1:各種情報通信機器や電気機器に搭載して、機器内部の回路への供給電圧を一定化するボルテージレギュレータICの中で、入出力電圧差が非常に小さいタイプのもの
  • ※2:ボルテージレギュレータICの中で、入出力電圧差が大きいタイプのもの
  • ※3:各種情報通信機器や電気機器に搭載して、機器内部の電圧の監視を行うIC
  • 製品名 R1114D/R1180D
    RD5RW
    R3111D/R3112D/R3132D/R3133D
    ※製品名中のDがSON1612パッケージ採用製品を意味しています。
    サンプル価格 80円
    受注開始日 2003年11月5日
    月産規模 計1,400万個
  • このニュースリリースに掲載されている価格および料金には、消費税は含まれておりません。
  •  新採用のパッケージは、SON1612をベースに、熱を効率よく逃す工夫をすることで放熱性を高めた独自のSON1612-6パッケージです。従来のSON1612パッケージに比べて実装時(リコー評価基板)の許容消費電力を2倍以上の500mWにまで向上しております。
      これにより、ボルテージディテクタICだけでなく、動作時の消費電力がボルテージディテクタICに比べて大きいボルテージレギュレータICの実装を実現しました。
      また、従来の小型パッケージであるSC-82ABに比べて約4割も小型である一方、WL-CSP(ウェハーレベルチップスケールパッケージ)に比べて基板への実装および取り扱いがより容易ですので、小型・軽量化が進む携帯電話をはじめとした情報通信機器などに最適です。
    <新製品の主な特徴>
    製品群 製品名 設定電圧範囲 特 徴
    LDOレギュレータ R1114D 1.5V~4.0V 出力電流150mA LDO
    0.47/1.0μFセラミックコンデンサ使用可
    高リップル除去率(1kHz 70dB)
    R1180D 1.2V~3.6V 出力電流150mA LDO
    低消費電流(typ1.0μA)
    リニアレギュレータ RD5RW 1.5V~6.0V 低消費電流(typ1.5μA)
    ボルテージディテクタ R3111D 0.9V~6.0V 低消費電流(typ0.8μA)
    R3112D 0.9V~5.0V 出力遅延機能付(外付けコンデンサ容量にて可変)
    R3132D 1.0V~5.0V 出力遅延回路内蔵(遅延時間240mS)
    リセット時 Low出力
    R3133D 1.0V~5.0V 出力遅延回路内蔵(遅延時間240mS)
    リセット時 Hi出力
  • このニュースリリースに掲載されている価格および料金には、消費税は含まれておりません。
  • 新パッケージ(SON1612)のR1180D
    左が従来パッケージ(SC-82AB)のR1180Q
    右が新パッケージ(SON1612)のR1180D