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ニュースリリース

外付けコンデンサが不要な遅延回路を内蔵した小型・高性能ボルテージディテクタIC「R3132Q/R3133Qシリーズ」の受注を開始

2002年7月17日
株式会社リコー

 株式会社リコー(社長:桜井正光)は、各種情報通信機器や電気機器などに搭載して電圧の監視を行うボルテージディテクタICの新製品として、外付けコンデンサが不要でマニュアルリセットも可能な遅延回路を内蔵したタイプの中では、小型(2.1×2.0mmのSC-82ABパッケージに実装)な上、0.8Vという低電圧動作、1Vという低電圧検出、0.8μAという低消費電流を実現した「R3132Q/R3133Qシリーズ」を開発し、受注を開始いたします。
製品名 R3132Q/R3133Qシリーズ
サンプル価格 80円
受注開始日 2002年7月22日
月産規模 計500万個
  • *このニュースリリースに掲載されている価格および料金には、消費税は含まれておりません。
  •  新製品「R3132Q/R3133Qシリーズ」は、電池やアダプターなどの電源から機器内の動作電圧が規定されているCPU等に供給された電圧変動を監視し、リセット信号を出すボルテージディテクタICです。「R3132Qシリーズ」は、監視電圧が閾値よりも下がった時にLレベル信号を出力するのに対し、「R3133Qシリーズ」は、監視電圧が閾値よりも高くなったときにLレベル信号を出力します。
     スタート時の入力が安定するまでの遅延時間を240ms持たせることができる高精度の遅延回路を内蔵しているため、遅延時間を設定するための外付けコンデンサーが不要です。その上、マニュアルリセット端子を装備しておりますので、入力電圧に関係なくリセット信号を出力することも可能です。
     新製品は、低消費電流化に有利なCMOSプロセスとプロセス微細化技術により、各社から製品化されているマニュアルリセット付の外付けコンデンサが不要な遅延回路を内蔵しているボルテージディテクタに比べ、小型かつ低電圧動作・検出、低消費電流といった高性能を実現しており、携帯電話やノートパソコンへの搭載に最適です。
    <新製品 R3132Q/R3133Qシリーズの主な特徴>
    1. 小型ながらマニュアルリセットも可能な高精度の遅延回路を内蔵しています。
    240msの遅延時間を持つ高精度な遅延回路を内蔵しているため、遅延時間を設定するための外付けコンデンサは不要。
    入力電圧に関係なくリセット信号を出力できるマニュアルリセット端子も装備。

    2. 機器の小型軽量化に最適な小型パッケージ(SC-82AB)への実装を実現しています。
    当社従来製品「R3130N/R3131Nシリーズ」(5ピンSOT-23パッケージ)に比べ約半分の実装面積(ボディ面積:1.25×2.0mm、実装最大面積:2.10×2.0mm)を実現。
    重量も、6.6mgと当社従来製品の約50%を実現。

    3. 低電圧駆動、低電圧検出が可能な高性能ボルテージディテクタICです。
    0.8Vから動作可能で、検出電圧としても1Vから対応可能。
    検出電圧精度は2%という高精度。

    4. 0.8μAという低消費電流を実現しています。
    低消費電流で定評の「R3130N/R3131Nシリーズ」に比べ、さらに消費電流をTYP.40%以上削減し、マニュアルリセット付の高精度遅延回路を内蔵したボルテージディテクタICとして業界最小となる0.8μA(2.7V出力品の場合)を実現。
    R3132Q/R3133Qシリーズ
    RR3132Q/R3133Qシリーズ