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ニュースリリース

リコー、自社従来製品に比べ約半分の実装面積を実現した超小型LDOレギュレータIC「R1140Qシリーズ」のサンプル受注を開始

2000年6月29日
株式会社リコー

 株式会社リコー(社長:桜井正光)は、各種情報通信機器や電気機器などに用いて、機器内の回路への供給電圧を一定化するボルテージレギュレータICとして、当社従来のLDO(Low Dropout:入出力電圧差が非常に小さいタイプのレギュレータIC)に比べ、実装面積を約半分(2.1×2.0mm)に小型化した「R1140Qシリーズ」を開発し、サンプルの受注を開始いたします。
製品名 R1140Qシリーズ
サンプル価格 80円
受注開始日 2000年7月6日
月産規模 200万個
  • *このニュースリリースに掲載されている価格および料金には、消費税は含まれておりません。
  •  新製品「R1140Qシリーズ」は、各種情報通信機器や電気機器などに用いて、電池やアダプターなどの電源から入力した電圧を、動作電圧が規定されている機器内の回路上のメモリーやCPUなどに対し、電池の消耗などによる電圧変動に関わらず一定化して出力するボルテージレギュレータICです。
     低消費電流化に有利なCMOSプロセスを採用した上で、プロセス微細化技術により、従来の5ピンSOT-23パッケージに比べ約半分の実装面積となる、SC-82ABパッケージ化を実現いたしました。重量も、6.2mgと当社従来の5ピンSOT-23パッケージ製品の約40%を達成していますので、特に、小型・軽量化競争が激しい携帯電話への搭載に最適です。
     また、小型ながら、より低い入出力電圧差と高いリップル除去率を実現しています。

     リコーは、CMOSタイプのレギュレータICとして、優れた出力電圧特性を実現した低消費電流の「R1111N/R1121N」、セラミックコンデンサに対応した高リップル除去率の「R1112N/R1122N」の各シリーズを、過去1年以内に順次受注開始しており、今回の超小型パッケージ・低入出力電圧差を実現した「R1140Q」とあわせ、幅広い品揃えでこの分野をリードしてまいります。
    <新製品 R1140Qシリーズの主な特徴>
  • 1.機器の小型軽量化に最適な小型パッケージ(SC-82AB)への実装を実現しました。
      • 従来の5ピンSOT-23パッケージに比べ約半分の実装面積(ボディ面積:1.25×2.0mm、実装最大面積:2.10×2.0mm)を実現。
      • 重量も、6.2mgと当社従来製品(5ピンSOT-23パッケージ)の約40%を実現。
      • 小型軽量化競争が激しい携帯電話をはじめとした携帯情報機器に最適。
  • 2.0.15V(100mA負荷時)という低入出力電圧差を実現しています。
      • 回路レイアウトの最適化により、1.5
        という低抵抗でON状態となる出力ドライバを実現。低抵抗であるほど低い入出力電圧差で負荷電流を流すことができるため、既存のSOT23-5パッケージのLDOレギュレータICに比べ、さらに低入出力電圧差を実現。(従来品は、負荷100mA時0.19V~0.20V、新製品R1140Qは、0.15V)
      • これにより、電池の消耗による電圧変動に対して、機器の内部回路により安定した電圧を供給することが可能。機器の誤動作を減らすとともに、電池をより長時間使用することが可能。
  • 3.高性能のレギュレータICです。
      • 出力電圧精度は±2.0%、リップル除去率は75dB(1kHz時)と、小型でありながら、従来のRF用製品にも匹敵する優れた特性を実現。
  • 4.より低消費電流化に貢献するチップイネーブル機能を搭載しています。
      • 外部からの信号でスタンバイモード、動作モードを切り替えられるチップイネーブル機能を搭載。スタンバイモード時の消費電流は0.1
        A。Hアクティブ(ハイレベルの信号でスタンバイ解除)で、出力OFF時強制ディスチャージ機能付の選択が可能。
      • 低消費電流化に有利なCMOSプロセスの採用とあわせ、消費電流の削減を実現。
  • R1140Qシリーズ
    R1140Qシリーズ