Skip to main content Skip to first level navigation
Breadcrumbs

Share

Main content

ニュースリリース

高精度±2%の出力電圧を実現した小型降圧DC/DCコントローラIC 「R1221Nシリーズ」、「R1223Nシリーズ」を受注開始

1999年3月31日
株式会社リコー

 株式会社リコー(社長:桜井正光)は、各種電気機器に使用して内部回路への供給電圧を高い電圧から低い電圧へ効率よく変換する降圧DC/DC(直流/直流)コントローラICとして、±2%という高精度の出力電圧を実現した「R1221Nシリーズ」と「R1223Nシリーズ」を開発し、サンプルの受注を開始いたします。
 「R1221Nシリーズ」は、出力電圧を監視するモニター機能付きで、小型SOT23-6Wパッケージに搭載しており、一方「R1223Nシリーズ」は、モニター機能なしで、小型SOT23-5パッケージに搭載しています。
製品名 R1221Nシリーズ R1223Nシリーズ
サンプル価格 150円 120円
受注開始 1999年4月7日
月産規模 当初各100万個
<R1221Nシリーズ、R1223Nシリーズの主な特徴>
  • 1.高度なトリミング技術などにより、±2%の高精度出力電圧を実現しました。
      • ±2%という高精度出力電圧を実現。
      • R1221Nの場合、モニター機能における出力電圧監視時の検出電圧も±2%と高精度。
  • 2.高い発振周波数(300kHz、500kHzが選択可能)と広い入力電圧(2.3V~13.2V)を実現しました。
      • 発振周波数が高く、外付けのコイルとしてインダクタンス値※が小さいものを使用できるため、部品搭載のスペースの削減に貢献。
        • コイルの能力を表す単位。
      • 入力電圧の範囲が広く、この範囲の全ての電圧で、外付けのPチャネルパワーMOSFETを駆動できるため、大きな負荷でも使用可能。
  • 3.2種類の保護回路が選択可能です。
      • 最大デューティ比がある一定時間以上続いた際の保護回路として、2種類が選択可能。
        (1) パワーMOSFETをOFF状態で、出力電圧を固定するラッチ型保護回路機能
        (2) ソフトスタート回路にて緩やかに動作を再開させる積分型保護回路
  • 4.スタンバイ時の消費電流をTYP.0μAとほとんど完全に抑えています。
      • 回路のON/OFFを選択することができるチップイネーブル端子を備えることにより、スタンバイ時の消費電流はTYP.0μA。本ICによる無効電流は、ほとんどない状態を実現。
  • 5.R1221Nシリーズは、モニター機能を装備しています。
      • 出力電圧を監視して、ユーザー指定の電圧より下がった場合に信号を発生。
  • 6.PWM/VFM切り替え回路により、軽負荷時の効率を改善することができます。
      • PWM(Pulse Width Modulation)とVFM(Variable Frequency Modulation)の切り替え回路を搭載。
      • 切り替え回路なしのバージョンも用意。
  • 7.小型ながら、位相補償用コンデンサ、ソフトスタート回路を内蔵しています。
      • 外付け部品として、コイル、コンデンサ、パワーMOSFET、ダイオードを用いるだけで、高効率の降圧DC/DCコンバータを構成可能。
      • ソフトスタート機能の内蔵により、立ち上がり時のラッシュ電流を軽減。
  • R1221Nシリーズ(左)とR1223Nシリーズ(右)
    R1221Nシリーズ(左)とR1223Nシリーズ(右)
    (目盛りの間隔は1mm)