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ニュースリリース

リコー、再生複写機「imagio Neo 350RC/450RC」のエコリーフを公開
~LCA手法により、製品の全ライフサイクルステージの環境負荷情報を定量的に開示~

2005年6月14日
株式会社リコー

  株式会社リコー(社長:桜井正光)は、2005年6月9日、再生複写機「imagio Neo 350RC」、及び「imagio Neo 450RC」について、タイプIII環境ラベルのひとつである「エコリーフ環境ラベル」※1を公開しました。
 お客様から回収した使用済みの製品から、再使用が可能な部品・ユニットを再生処理し、品質保証を行ったうえで再使用する再生複写機で「エコリーフ環境ラベル」を公開したのは業界で初めてとなります。

 「エコリーフ環境ラベル」は、LCA(ライフサイクルアセスメント)手法により、資源採取から製造、物流、使用、リサイクル・廃棄までの、製品の全ライフサイクルステージにわたる環境負荷情報を定量的に分析・評価し、その結果を公開するプログラムです。社団法人産業環境管理協会が2002年4月から本格的に運用を開始したもので、タイプIII環境ラベルに位置付けられています。

 「imagio Neo 350RC」、及び「imagio Neo 450RC」は、タイプI環境ラベルの「エコマーク」 ※2を取得したほか、タイプII環境ラベルであるリコー独自の「リサイクルラベル」※3基準も満たしています。今回、タイプIIIの「エコリーフ環境ラベル」公開により、3種類の環境ラベル全てに対応して環境情報の積極的な開示を実施したことになります。

 「imagio Neo 350RC」、及び「imagio Neo 450RC」は、先進のリサイクル技術と省エネ技術により優れた環境性能を実現した再生複写機です。リユース部品※4使用率82%(質量比)を達成しているほか、再生複写機で初めて、リコー独自の省エネ技術「QSU」を搭載しており、このクラスの複写機ではトップレベルとなるエネルギー消費効率※534Wh/h※6を実現しています。

  今回のLCA評価では、資源循環型製品として、素材製造段階の環境負荷を大幅に低減しながら、省エネ技術によって消費電力を抑え、機器使用段階での環境負荷も大幅に低減していることがデータによって示されています。

 リコーは今後も、LCAの考えのもとに環境負荷の少ない製品の提案を進めるとともに、環境ラベルを含めた製品環境情報の開示に積極的に取り組んでまいります。

※1 産業環境管理協会が経済産業省の支援を受けTR14025を参考に開発し、2002年4月から運用を開始したタイプIII環境ラベルプログラム。製品が生みだされてから廃棄されるまでの一生「ゆりかごから墓場まで」に、環境に与えるすべての影響をLCA(ライフサイクルアセスメント)手法によって分析し、結果を定量的データとしてそのまま示し、その内容の良否(価値)の判断は読み手の主観に委ねるアプローチを取っている。  http://www.jemai.or.jp/CACHE/ecoleaf_news.cfm
※2 ISO14024の基準に沿って(財)日本環境協会が設計・生産からリサイクル段階までのライフサイクルで判定基準を制定し、認証を行う、日本でのタイプI環境ラベルプログラム。右のマークを製品やカタログに表示することで、お客様が製品購入時の判断基準となる。 http://www.ecomark.jp/
※3 製品の環境主張を企業が自己宣言する環境ラベル。リコーグループは、リサイクル対応設計、部品の再使用率、回収システム、再資源化、環境安全性に関する自社基準を日本市場向けに設定し、これを満たした製品に1998年10月から「リサイクルラベル」を付けて出荷している。 http://www.ricoh.co.jp/ecology/label/index.html
※4 市場から回収した使用済み製品から再使用部品を取り外し、再生処理を行なった後、製品に組み込んだり、サービス部品として再使用される部品のこと。
※5 複写機の1時間あたりの消費電力を表す単位。その算定は、グリーン購入法でのコピー機の判断基準に使用されている、複写機通商産業省(当時)告示第193号(平成11年3月31日)の「3.エネルギー消費効率の測定方法」による。
※6 imagio Neo 350RCの場合。imagio Neo 450RCでは、48Wh/h