ニュースリリース
リコー、ファイル単位での自由な書き換えを実現したCD-R/RWドライブ「リコーMP6200Rシリーズ」を新発売
株式会社リコー(社長:桜井正光)は、フロッピーディスクと同じようにファイル単位での自由な書き換え(ランダムアクセスライト)を実現したCD-R/RWドライブとして、(1)外付け型の「リコーMP6211SWR」と、(2)パソコン内蔵型のATAPIインターフェースモデル「リコーMP6200AR」、(3)パソコン内蔵型のSCSIインターフェースモデル「リコーMP6200SR」の3機種を開発し、新発売いたします。新製品3機種は、いずれもWindows対応モデルです。
製品名 |
リコーMP6211SWR |
リコーMP6200AR |
リコーMP6200SR |
予定価格 |
89,800円 |
79,800円 |
発売日 |
1997年11月1日 |
月産台数 |
50,000台 |
※標準価格には、書き込み用ソフトウエア(Windows95/NT用)及びメディア(MP6211SWR:CD-R 2枚+CD-RW 1枚、MP6200AR : CD-R 1枚+CD-RW 1枚、MP6200SR:CD-R 4枚+CD-RW 1枚)を含んでいます。
*このニュースリリースに掲載されている価格および料金には、消費税は含まれておりません。
新製品「リコーMP6200Rシリーズ」は、CD-ROMの読み出し、CD-Rへの書き込み、CD-RW(書き換え型CD)への書き込みが可能なCD-R/RWドライブです。特に今回、ランダムアクセスライト対応の書き込み用ソフトウエアの添付とファームウエアの変更により、CD-RWメディア上のデータをファイル単位で書き換えたり、消去することが可能となりました。従来の一括全面消去に比べ、よりフロッピーライクな書き込みを実現しました。
新製品の発売と同時に、従来機「リコーMP6211SW」あるいは「同MP6200S」をお持ちのお客様に対して、書き込み用ソフトウエアとファームウエアのアップグレードサービスを行います。方法は、次のとおりです。
(1)リコーのホームページから無料でダウンロードしていただけます。
(2)インターネットを利用されないお客様およびご利用環境によりダウンロードしていただけないお客様は、実費で申し受けます。
リコーは、CD-RW分野において、メディア、ドライブともに世界で初めて量産(メディアは1996年11月から、ドライブは1997年4月から)するなど、常に市場をリードしてまいりました。一方、CD-RWメディアに対応したCD-ROMドライブの普及が急速に進んでおり、この分野は、今後より一層の成長が期待されます。
1.ファイル単位での書き換えが可能なランダムアクセスライトに対応しています。
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- ●Windows95/NT対応の書き込み用ソフトとして、フロッピー感覚で書き換えができる「DirectCD Ver.2.0」と、プレマスタリングに最適な「Easy-CD Pro 95/NT」を添付。
- ○「DirectCD Ver.2.0」は、新しい規格であるUDF(Universal Disk Format)1.5に基づくランダムアクセスライトに対応。
- ○フロッピーやハードディスクと同じように、Windowsのマイコンピュータやエクスプローラ上で、ファイル単位でのデータの書き込み、書き換え、消去が可能(書き換え、消去はCD-RWメディア使用時のみ)。
- ○従来のシーケンシャルライトによるファイル単位の書き込み、全面消去に比べ、より使い勝手を向上。
- ○CD-Rメディア使用時には、従来通りシーケンシャルライト方式の書き込みが可能。
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○一方、「Easy-CD Pro 95/NT」は、幅広いCDフォーマットをサポートし、オリジナルのCD-ROMや音楽CDの作成が容易に可能。CD-RWメディア上のデータの全面消去も可能。
- ※「DirectCD」と「Easy-CD Pro」は、アダプテック社の登録商標です。
2.経済的にパソコンに内蔵できるATAPIインターフェイスモデルを用意しました。
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- ●「MP6200AR」は、パソコン内蔵用のインターフェースとして、ハードディスクやCD-ROMドライブで一般的なATAPI(Enhanced-IDE)インターフェースを搭載。パソコン側にSCSIインターフェースを追加する必要がなく、経済的。
3.CD-Rに加え、CD-RWの書き込み、読み出しが可能です。
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- ●CD-ROMの読み出し、CD-Rの書き込み、読み出しに加え、CD-RWの書き込み、読み出しが可能。コストや用途に合わせてCD-RとCD-RWを使い分けることが可能。
- ○書き込みスピードは2倍速、読み出しスピードは6倍速。
4.優れた防塵性能とランニングOPC機能により、高い信頼性を備えています。
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- ●ドライブ機構部やオプティカルユニットの密封度を高めた独自のシェル構造を採用することにより、比較的塵埃が多い環境下でも正確かつ安定した記録・再生が可能。
- ●書き込みをしながらディスク面の指紋などの汚れを監視し、常に最適なライトパワーに調整するランニングOPC(Optimum Power Control)を採用することにより、書き込みエラーを減らし、記録の確実性を向上。
●横置きだけでなく、縦置きも可能です。(MP6211SWRのみ)
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- ●リコー独自のディスクチャッキング機構を採用することにより、ドライブの縦置きが可能となり、パソコンのそばにすっきりと設置可能。
リコー MP6211SWR
(上は、CD-RメディアとCD-RWメディア)