ニュースリリース
株式会社リコー(社長執行役員:大山 晃)は、商業印刷を中心とした印刷市場向けに、ロール紙専用の高速インクジェット・プリンティング・システム「RICOH Pro VC80000」の提供を、2024年2月29日より開始します。
新製品は、高品質・高生産性・工程の自動化をコンセプトとし、前身機である「RICOH Pro VC70000」の上位モデルに位置づけられます。新開発の水性顔料インクと最新のプリントヘッドだけでなく、用紙搬送精度を向上させる機構を採用したことで、印刷したい位置に正確にインクを着弾させます。
また、筐体内に標準搭載されたスキャナーやセンサーでインクの濃度、均一性をチェックし、リアルタイムに印刷精度を自動補正します。画質調整のためにマシンを随時停止し、再調整などすることなく、高品質な印刷物を安定的に生産し、オペレーターの負担も削減します。
新製品では、最高速度が150m(1,200×600dpi)、最高解像度が1,200×1,200dpi(93m)となり、前身機に比べ1.5倍に向上し、生産性向上に大きく貢献します。さらに、これまでそれぞれの機能別に行っていたヘッドのクリーニングや濃度調整などのチューニング作業を統合し、自動調整する項目を選択できるようにしています。タイマー機能も備えているため、印刷準備作業が自動で行われ、設定した時刻に生産を開始することができ、生産性の最大化・準備時間の極小化を実現できます。
「技術継承」、「人手不足」、「生産性の向上」、「TCO削減」などの課題をもつ印刷事業者のお客様にリコーは寄り添い、更なる価値を提供することで、事業拡大のパートナーとしてビジネスをサポートします。
図「RICOH Pro VC80000」
品名 | RICOH Pro VC80000 |
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印刷方式 | ドロップオンデマンド インクジェット方式 |
用紙送り速度 | 最高150m/分(2,020ページ/分)*1 |
解像度 | 1,200dpi×1,200dpi、1,200dpi×600dpi |
対応用紙 | 印刷用紙(オフセットコート紙、上質紙ほか)、インクジェット紙 |
対応用紙幅 | 最大584.2mm(23インチ) |
リコーは2008年にプロダクションプリンティング市場に本格参入して以来、商用印刷分野におけるPOD(プリントオンデマンド)印刷などで市場のさまざまなニーズに対応する製品およびサービスを提供してまいりました。この度の新製品の投入により、さらに価値提供できる領域を広げ、新たなお客様のご要望に応えてまいります。
リコーグループは、お客様のDXを支援し、そのビジネスを成功に導くデジタルサービス、印刷および画像ソリューションなどを世界約200の国と地域で提供しています(2023年3月期グループ連結売上高2兆1,341億円)。
“はたらく”に歓びを 創業以来85年以上にわたり、お客様の“はたらく”に寄り添ってきた私たちは、これからもリーディングカンパニーとして、“はたらく”の未来を想像し、ワークプレイスの変革を通じて、人ならではの創造力の発揮を支え、さらには持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
詳しい情報は、こちらをご覧ください。
https://jp.ricoh.com/
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