ニュースリリース
株式会社リコー(社長執行役員:山下 良則、以下リコー)は、印刷業の現場に向け、印刷の色合わせ・色調整作業を効率化する新たなソリューションとして、「RICOH Auto Color Adjuster」を2022年9月15日に発売します。
新製品は、リコー独自のライン分光技術を取り入れた高速分光測色機と色調整ソフトウエアの組み合わせにより、印刷業の現場で発生する色合わせ・色管理作業のスキルレス化を実現します。具体的には、ライン状に複数配列した分光センサーによる同時計測で紙面全体を高速に測色*1し、専用チャートや見本画像から色調整用のICCプロファイル*2を作成します。このICCプロファイルを出力したいカラープロダクションプリンター(以下プリンター)で使用することで、正しい色を再現できます。また、専用チャートにもとづきプリンターの色の状態を数値化することで、色の品質管理を客観的に行えます。これらの機能により、現場での作業負荷が軽減され、お客様の業務効率が向上します。
リコーは商用印刷を手がける印刷業や企業内の印刷部門のお客様へ、リコーの技術を通じて新しい価値を提供しながら、お客様のよりよい働き方の実現を支援します。
製品名 | RICOH Auto Color Adjuster |
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発売日 | 2022年9月15日 |
ソフトウエア機能 | かんたん色調整、色見本合わせ(オプション) |
標準価格(消費税別) | 測色装置:2,360,000円
ソフトウエア*
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印刷現場の色合わせは専門のスキルを要するため、熟練オペレーターが時間をかけて作業している現状です。また、オペレーターの熟練度によって作業時間や精度に偏りが生じるため、作業が属人化してしまう困りごとがありました。
プリンターで印刷した色調整用の専用チャート2枚*3を測色機に読み込ませ、その時点でのプリンターの色状態をチェックした後、各プリンターの状態に合わせたICCプロファイルを自動で作成します。このICCプロファイルを各プリンターで使用すると、それぞれのプリンターで正しい色が再現され、その結果、複数のプリンター間の色差を抑制することができます。お客様が行う手動作業は、チャートの印刷と測色機トレイへのセットのみで、その他のプロセスは自動*4で行うことができ、日々の色調整作業を効率的に行なえます。
また、色判定用の専用チャートを印刷し測色機に読み込ませるだけで、Japan Color認証制度 デジタル印刷認証の基準値に対して平均色差と最大色差の合否を判定*5でき、印刷の色を常に一定品質に維持することができます。
色見本に合わせた印刷において、プリンター上で色調整が必要な場合、色見本と調整前のテスト印刷の双方を測色機に読み込ませ、色見本に合わせたICCプロファイルを作成*6します。作成したプロファイルをプリンターで使用することで、色見本に合わせた色を再現でき、簡単にカラーマッチングを行えます。
リコーグループは、お客様のデジタル変革を支援し、そのビジネスを成功に導くデジタルサービス、印刷および画像ソリューションなどを世界約200の国と地域で提供しています(2022年3月期グループ連結売上高1兆7,585億円)。
imagine. change. 創業以来85年以上にわたり、お客様の“はたらく”に寄り添ってきた私たちは、これからもリーディングカンパニーとして、“はたらく”の未来を想像し、ワークプレイスの変革を通じて、人々の生活の質の向上、さらには持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
詳しい情報は、こちらをご覧ください。
https://jp.ricoh.com/
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