Main content

ニュースリリース

デジタルプロセスオートメーションのグローバルベンダーAxon Ivy AGの全株式取得について

~企業向けシステムインテグレーションの開発基盤を獲得・強化し、ワークフローのデジタル化を加速~

2022年2月1日
株式会社リコー

株式会社リコー(社長執行役員:山下 良則)は、オフィスサービス事業の成長に向けたインテグレーション能力強化の一環として、企業の業務プロセスの自動化(デジタルプロセスオートメーション)を支援するプラットフォームやアプリケーションを開発・販売するAxon Ivy AG(本社:スイス、以下アクソン・アイビー社)の全株式を取得することに合意しました。プロコードによる高度な開発だけでなくローコード開発により、企業内のさまざまなアプリケーションやデータベースをシームレスに接続し、ビジネスプロセスを効率化するなど、お客様が取り組むDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援する能力を強化し、デジタルサービスの会社への変革を加速させます。

背景

リコーは、2021年度から2025年度までの5年間を「リコー飛躍」と位置づけ、持続的な成長とさらなる発展を目指し、デジタルサービスの会社への変革に取り組んでいます。リコーデジタルサービス(RDS)ビジネスユニットは、顧客価値の提供領域において「最適なITインフラの構築」「ワークフローのデジタル化」「現場のデジタル化」「新しい働き方の実現」を4つの軸に定め、顧客のDXを支える「サービスインテグレーター」を目指しています。今回の株式取得は、オフィスサービス事業の成長に向けた戦略的投資の一環で、主にワークフローのデジタル化領域において、自社プラットフォームとその開発基盤の獲得およびシステムインテグレーション能力強化によって提供価値の拡大を目指すものです。

アクソン・アイビー社について

アクソン・アイビー社は、欧州を中心に20年以上にわたりソフトウェア・プラットフォームや各種ソリューションを展開し、優れた技術力と信頼性において高い評価を受けています。同社は、主に大手企業向けに、業務を限定せずに企業内のさまざまなワークフローをデジタル化するビジネスプロセスオートメーションプラットフォームを提供しています。同社のプラットフォームは顧客やパートナー企業に対してさまざまな開発環境を提供しており、複雑で高度なプロセスの自動化やアプリケーション開発のほか、ローコードによる効率的なソフトウェア開発を実現します。

今後の展開

今後リコーは、アクソン・アイビー社の競争力の高い製品サービスの開発力と、リコーグループの強みである顧客接点力やこれまで培ってきた製品や技術、ノウハウなどを組み合わせることで、さらなる顧客価値の創出に取り組みます。これまでリコーが得意としてきた印刷やドキュメントに関連するプロセスのみならず、企業内のさまざまな業務のDX化に貢献できるサービスインテグレーターを目指します。リコーは、製品・サービスを充実させるとともに、インテグレーション能力やグローバルにサービスを提供するための基盤を整備し、世界中のお客様に提供する価値を拡大していきます。

Axon Ivy AG社の概要

社名
Axon Ivy AG
設立
1993年
所在地
Lucerne, スイス
事業内容
顧客企業の業務プロセス自動化を支援するソフトウェアの開発、販売、コンサルティング業務
従業員数
39名

| リコーグループについて |

リコーグループは、お客様のデジタル変革を支援し、そのビジネスを成功に導くデジタルサービス、印刷および画像ソリューションなどを世界約200の国と地域で提供しています(2021年3月期グループ連結売上高1兆6,820億円)。
imagine. change. 創業以来85年以上にわたり、お客様の“はたらく”に寄り添ってきた私たちは、これからもリーディングカンパニーとして、“はたらく”の未来を想像し、ワークプレイスの変革を通じて、人々の生活の質の向上、さらには持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
詳しい情報は、こちらをご覧ください。
https://jp.ricoh.com/

このページの内容は発表時のものです。
既に販売終了になっている商品や、内容が異なっている場合があります。