ニュースリリース
株式会社リコー(社長執行役員:山下 良則)は、中国広東省東莞市に設立したオフィスプリンティング機器の生産会社「Ricoh Manufacturing (China) Ltd.」(董事長:西村 雄二)の新工場において2020年7月に複合機の量産を開始することを発表します。
Ricoh Manufacturing (China) Ltd.
新会社は、グローバル集約生産拠点として、IoTによる販売データ・製造データの活用と、ロボットや自動化設備の導入などによるデジタルマニュファクチャリングを実践し、設備の保守予兆管理や作業者の動作分析による生産性向上、工程内データの傾向を分析し不具合を未然防止するなどの生産の革新及びオフィス機器の稼働品質向上を目指します。
また、CO2の徹底的な削減に取り組むリコーグループの環境最先端工場*1として、太陽光発電設備や置換換気・空調システム、自然採光・自然換気などを積極的に採用し、21年3月末までに「Ricoh Asia Industry (Shenzhen) Ltd.」(RAI)や「Ricoh Components & Products (Shenzhen) Ltd.」(RCP)と比べCO2消費量を70%以上低減*2し、脱炭素社会の実現にも貢献します。
新工場の量産開始に伴い、2020年5月にRAIの生産を終了しました。RCPの生産は2020年冬に終了する予定です。
今後、新工場はデジタル技術を活用した次世代生産システム構築の加速を図り、アジア地域の集約量産拠点であるタイ王国の「Ricoh Manufacturing (Thailand) Ltd.」と連携した主要複合機の並行生産を強化し、お客様のニーズに迅速にお応えできる体制構築とさまざまなリスクに対応するためのBCP強化を図ってまいります。
また、これまで培ってきた製造ノウハウに加えて、生産部門におけるデジタルトランスフォーメーションの社内実践や、環境最先端工場としての取り組みから得た知見やノウハウをお客様や協業パートナー様、近隣の企業様に提供し課題解決に貢献するほか、地域の学校関係者や一般市民の方がSDGsへの取り組みを楽しく学べる機会を設けて、中国国内の社会課題解決の一助となる役割りも担っていくことを目指します。
リコーグループは、オフィス向け画像機器を中心とした製品とサービス・ソリューション、プロダクションプリンティング、産業用製品、デジタルカメラなどを世界約200の国と地域で提供しています(2020年3月期リコーグループ連結売上高は2兆85億円)。
創業以来80年以上にわたり、高い技術力、際立った顧客サービスの提供と、持続可能な社会の実現にむけて積極的な取り組みを行っています。
EMPOWERING DIGITAL WORKPLACES - 人々の“はたらく”をよりスマートに。リコーグループは、さまざまなワークプレイスの変革をテクノロジーとサービスのイノベーションでお客様とともに実現します。
詳しい情報は、こちらをご覧ください。
https://jp.ricoh.com/
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