ニュースリリース
リコージャパン株式会社(社長執行役員:坂主 智弘)は、環境省が推進する「国立公園満喫プロジェクト」の一事業として、全国の国立公園において訪日外国人を含む来訪者に対して情報を提供するデジタルサイネージシステムの設置を開始しました。
「国立公園満喫プロジェクト」は、政府が平成28年3月30日にとりまとめた「明日の日本を支える観光ビジョン」に基づき、日本の国立公園を世界水準の「ナショナルパーク」としてのブランド化を図ることを目標に、まずは8カ所の国立公園(阿寒摩周、十和田八幡平、日光、伊勢志摩、大山隠岐、阿蘇くじゅう、霧島錦江湾、慶良間諸島)において訪日外国人を惹きつける取組を先行的、集中的に実施し、そこで得られたノウハウを他の公園にも展開していくことで、2020年までに国立公園を訪れる外国人を1000万人にすることを目指しています。本業務は、国立公園に所在するビジターセンターを対象として、外国人利用者に国立公園を満喫いただくため、多言語によるアクティビティ等の情報提供機能を強化することで、国立公園満喫プロジェクトの目標達成に向けた効果的な取組を行うものです。
今回リコージャパンは、環境省が管理する全国11カ所の国立公園内のビジターセンターに、デジタルサイネージシステムを設置します。これは大型のタッチパネルやタブレットとクラウド型サイネージ配信システムなどを組み合わせたもので、対象となる国立公園の基本的な情報(地図・特徴・見どころ等)や主要利用拠点の概要紹介、公園内および周辺の交通手段の案内、公園内のアクティビティやガイドツアーの案内といった情報を、来訪者が自由に閲覧できるものです。日本語、英語、中国語(簡体・繁体)、韓国語の5言語に対応し、近年増加する訪日外国人を含む来訪者のニーズに対して適切な情報提供を実現します。
リコージャパンは、デジタルサイネージに使用するタッチディスプレイやセットトップボックスなどの機器から、クラウドによる配信管理システム、表示するコンテンツ作成*1までをワンストップで提供します。エリア情報誌などで多数の実績がある株式会社KADOKAWAと連携し、魅力的なコンテンツの制作と配信を実現します。2020年1月末から3月中旬にかけて、阿寒摩周、支笏洞爺、十和田八幡平、日光、富士箱根伊豆、中部山岳、伊勢志摩、大山隠岐、阿蘇くじゅう、霧島錦江湾、慶良間諸島の11カ所の国立公園のビジターセンターに同システムを順次設置*します。
リコーグループは本事業で得たノウハウを活用し、今後もインバウンド対応を進める全国の自治体、民間事業者に対して、効果的なビジュアルコミュニケーションを実現する各種ソリューションを提供していきます。
国立公園に設置するデジタルサイネージシステムの構成例
国立公園名 | ビジターセンター名 |
---|---|
阿寒摩周国立公園 | 和琴フィールドハウス 阿寒湖畔エコミュージアムセンター |
支笏洞爺国立公園 | 支笏湖ビジターセンター 洞爺湖ビジターセンター |
十和田八幡平国立公園 | 酸ヶ湯インフォメーションセンター 八幡平ビジターセンター 網張ビジターセンター |
日光国立公園 | 日光湯元ビジターセンター 那須高原ビジターセンター |
富士箱根伊豆国立公園 | 箱根ビジターセンター |
中部山岳国立公園 | 沢渡ナショナルパークゲート |
伊勢志摩国立公園 | 横山ビジターセンター |
大山壱岐国立公園 | 大山ナショナルパークセンター |
阿蘇くじゅう国立公園 | 南阿蘇ビジターセンター 阿蘇山上ビジターセンター 長者原ビジターセンター |
霧島錦江湾国立公園 | えびのエコミュージアムセンター 重富海岸自然ふれあい館 |
慶良間諸島国立公園 | 阿嘉島さんごゆんたく館 |
リコーグループは、オフィス向け画像機器を中心とした製品とサービス・ソリューション、プロダクションプリンティング、産業用製品、デジタルカメラなどを世界約200の国と地域で提供しています(2019年3月期リコーグループ連結売上は2兆132億円)。
創業以来80年以上にわたり、高い技術力、際立った顧客サービスの提供と、持続可能な社会の実現にむけて積極的な取り組みを行っています。
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