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ニュースリリース

ファナック製ロボドリル向け振動モニタリングシステムを新発売

~広い周波数帯域を検知し、さまざまな種類の異常検出が可能~

2019年12月24日
リコーインダストリアルソリューションズ株式会社

リコーインダストリアルソリューションズ株式会社(社長執行役員:竹本 浩志)は、ファナック製小型切削加工機 ロボドリル(以下、ロボドリル)向け振動モニタリングシステムを12月24日に発売します。

本システムは、独自開発の振動センサーと専用コントローラを用い、これまで詳細に把握できなかった刃物の摩耗状態や加工状態を可視化します。これにより加工品質の低下を防ぎ、安定した設備稼働に貢献します。

振動モニタリングシステム

センサー取付けイメージ

これまでの振動モニタリングシステムは、検知できる周波数が10KHz以下と低いものが主流で、検出可能な異常振動の範囲が限定的でした。本システムは、周波数帯域が10Hz~96KHzまでと広域であるため、これまで検出が難しかった、より多種類の加工時の異常振動を検出できます。

また、ファナック製CNCと連携し、状態を確認したい工具の切削区間を指定して加工ごとに比較することが可能です。

さらに、独自開発のAI技術を用いて、対象の加工や工具の正常時~異常時の振動パワーの変化をスコアリング(数値化)します。工具の摩耗に伴う振動変化や工具折損時の異常振動などを一定の指標と照らし合わせて確認できるため、工具寿命を適切に把握することができます。

リコーグループの保有する振動解析技術とAIアルゴリズム、また国内トップシェアを持つ当社の高品質・高信頼性のコントローラ技術を融合した本システムは、機器・工具の状態や加工状態を可視化することで機器の予防保全や製造現場の効率的な現場改善を実現します。

今後もリコーインダストリアルソリューションズは、製造現場の課題解決に貢献する最適なソリューションをご提供してまいります。

注:
2018年リコー調べ

| リコーグループについて |

リコーグループは、オフィス向け画像機器を中心とした製品とサービス・ソリューション、プロダクションプリンティング、産業用製品、デジタルカメラなどを世界約200の国と地域で提供しています(2019年3月期リコーグループ連結売上は2兆132億円)。
創業以来80年以上にわたり、高い技術力、際立った顧客サービスの提供と、持続可能な社会の実現にむけて積極的な取り組みを行っています。
EMPOWERING DIGITAL WORKPLACES - 人々の"はたらく"をよりスマートに。リコーグループは、さまざまなワークプレイスの変革をテクノロジーとサービスのイノベーションでお客様とともに実現します。
詳しい情報は、こちらをご覧ください。
https://jp.ricoh.com/

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