ニュースリリース
株式会社リコー(代表執行役員 社長執行役員:山下 良則、本社:東京都大田区、以下リコー)とシスコシステムズ合同会社(代表執行役員社長:デイヴ・ウエスト、本社:東京都港区、以下シスコ)は、高い生産性とセキュアな環境を両立するデジタルワークプレイスの実現に向けて、リコーの複合機とネットワーク機器を一元管理する「RICOH 共通ステータスダッシュボード for Cisco Meraki」と、ワンボタンでゲストWi-Fiアカウントを発行できる「RICOH ゲストWi-Fiジェネレータ for Cisco Meraki」を開発しました。グローバルでの提供を目指し、まずは日本市場においてお客様先での検証を進め、2020年初旬に提供開始予定です。
同ソリューションは、リコーとシスコが2019年2月に締結した戦略的グローバル提携に基づき、両社合同の専属チームによるマーケティング活動を通して開発したものです。
近年、少子高齢化による労働人口の減少に伴い、企業におけるIT管理分野では、人材やノウハウの不足が問題となっています。特に、多店舗展開をする業種では、各拠点にIT管理者を配置することは困難であり、一元的かつ効率的なIT管理業務の実現が求めらています。こうしたなかで、これまではプリンティング機器やネットワークの管理をそれぞれのウエブツールを参照していたため、管理業務を効率化することが課題でした。
今回開発した「RICOH 共通ステータスダッシュボード for Cisco Meraki」は、リコーの新世代複合機とクラウドベースでシンプルかつセキュアにネットワークを管理できる「Cisco Meraki」を連携し、ネットワーク機器の帯域量・マップ位置情報や、リコーの複合機の出力枚数・消耗品残量・機器などを一つのウエブ画面上で一元管理することを実現しました。
また、企業への訪問者に対してFree Wi-Fiを提供することが一般化しています。現状では、ゲストごとに利用者情報を登録し、個別にゲストWi-Fiアカウントを提供しており、その登録作業の負荷を軽減し効率化することが課題でした。また、固定のパスワードをゲスト用に配布しているケースもあり、セキュリティの観点から懸念があることも課題でした。
新開発の「RICOH ゲストWi-Fiジェネレータ for Cisco Meraki」では、リコーの新世代複合機とCisco Merakiの連携により、時限のワンタイムパスワードを自動生成することができます。本ソリューションは、ゲストWi-Fiアカウントを、煩わしい登録をせず、複合機の操作パネル上で、ワンボタン発行することが可能になります。
リコーはこれらのソリューションをグローバルに順次展開するほか、お客様が導入しやすいよう新世代複合機とMeraki本体、協業ソリューションのワンパッケージでの提供もします。
また、両社の協業の一環として、リコーは日本市場において、Merakiの機器保守メニューを全国で提供しています。また、IT管理者がいないお客様に対して、リコージャパンのエンジニアがネットワーク環境の構築・保守・運用・監視までを代行するアウトソーシングメニュー「ITKeeper リモートネットワークサービス」を提供しています。これらにより、リコージャパンはプリンティングとネットワークのワンストップサービスを提供します。
両社は、今後も協業ソリューション開発の取り組みを進め、シスコやその他のパートナーの組み合わせにより提供するアプリケーションの拡張をはじめ、安心・簡単・安全なセキュリティー環境で高い生産性を実現するデジタルワークプレイスの実現に貢献し、お客様のさらなる成長を支援してまいります。
リコーグループは、オフィス向け画像機器を中心とした製品とサービス・ソリューション、プロダクションプリンティング、産業用製品、デジタルカメラなどを世界約200の国と地域で提供しています(2019年3月期リコーグループ連結売上は2兆132億円)。
創業以来80年以上にわたり、高い技術力、際立った顧客サービスの提供と、持続可能な社会の実現にむけて積極的な取り組みを行っています。
EMPOWERING DIGITAL WORKPLACES - 人々の"はたらく"をよりスマートに。リコーグループは、さまざまなワークプレイスの変革をテクノロジーとサービスのイノベーションでお客様とともに実現します。
詳しい情報は、こちらをご覧ください。
https://jp.ricoh.com/
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