Main content

ニュースリリース

リコー、A3複合機の組み立て生産に使用するすべての電力を100%再エネ化

2019年8月5日
株式会社リコー

株式会社リコー(社長執行役員:山下 良則)は、事業運営に必要な電力を100%再生可能エネルギーで賄うことを目指すRE100(*1)の達成に向けた取り組みの一環として、2019年度から、主力製品であるA3複合機の組み立て生産に使用するすべての電力を、100%再生可能エネルギー由来の電力で賄います。

A3複合機の組み立て生産を行う全社屋および静岡県御殿場市のリユース・リサイクル拠点の使用電力を再生可能エネルギーで賄うことにより、再生機(*2)を含むすべてのA3複合機の組み立て生産に使われる電力が100%再生可能エネルギー由来になります。

*1)RE100:
事業運営に必要な電力を100%再生可能エネルギーで調達することを目標に掲げる企業が加盟する国際的なイニシアチブ
*2)再生機:
リコンディショニング機。リユース部品を使用して先進技術により再生処理を行った、新造機と同等の品質基準をクリアした複合機のこと

リコーグループは、2017年4月にRE100への参加を宣言し、徹底的な省エネの推進や、自家発電施設の設置、再生可能エネルギー比率の高い電力への切り替えなどを推進してきました。これまでに、欧州の販売会社9社やフランスの生産会社のリユース・リサイクル工程で使用する電力を100%再生可能エネルギー由来に切り替えました。また、国内販売会社であるリコージャパンの岐阜支社では徹底した省エネと太陽光発電や蓄電装置の導入による再生可能エネルギーの創出・活用により「Nearly ZEB」(*3)の第三者認証を取得するなど、積極的な取り組みを進めています。

対象となる拠点でも徹底的な省エネ活動を進めてきましたが、今回A3複合機を組み立て生産する全社屋において今年度購入する電力量に見合う再生可能エネルギー電力証書I-REC(*4)および再生可能エネルギー由来のJ-クレジット(*5)の購入契約を締結(計37GWh/年)しました。これにより、A3複合機の組み立て生産に使われる電力の100%再生可能エネルギー由来を達成しました。今年度の購入電力量が確定した後に証書を償却し、クレジットを無効化します。

*3)Nearly ZEB:
Nearly Net Zero Energy Building 年間のエネルギー消費量をゼロに近付け、75%以上省エネを達成した建物
*4)I-REC:
再生可能エネルギー電力証書(International Renewable Energy Certificate)
*5)J-クレジット:
省エネ設備の導入や再生可能エネルギーの活用によるCO2等の排出削減量や適切な森林管理によるCO2等の吸収量を「クレジット」として、国が認証する制度に基づき調達するクレジット

今回の取り組みで、事業運営に必要な電力における再生可能エネルギーの比率をさらに高めるだけではなく、主力製品であるA3複合機を100%再生可能エネルギーで組み立て生産した、より環境負荷の少ない製品としてお客様に積極的に訴求することで、再生可能エネルギーの積極活用に向けた機運を醸成し、お客様や地域社会とともに脱炭素社会の実現に貢献してまいります。

対象となる生産拠点

中国
Ricoh Asia Industry (Shenzhen) Ltd.
中国
Shanghai Ricoh Digital Equipment Co., Ltd.(*6)
タイ
Ricoh Manufacturing (Thailand) Ltd.
宮城県
リコーインダストリー株式会社(東北事業所)(*6)
静岡県
株式会社リコー(リコー環境事業開発センター)
*6)
A3複合機を生産している社屋のみ

| リコーグループについて |

リコーグループは、オフィス向け画像機器を中心とした製品とサービス・ソリューション、プロダクションプリンティング、産業用製品、デジタルカメラなどを世界約200の国と地域で提供しています(2019年3月期リコーグループ連結売上は2兆132億円)。
創業以来80年以上にわたり、高い技術力、際立った顧客サービスの提供と、持続可能な社会の実現にむけて積極的な取り組みを行っています。
EMPOWERING DIGITAL WORKPLACES - 人々の"はたらく"をよりスマートに。リコーグループは、さまざまなワークプレイスの変革をテクノロジーとサービスのイノベーションでお客様とともに実現します。
詳しい情報は、こちらをご覧ください。
https://jp.ricoh.com/

このページの内容は発表時のものです。
既に販売終了になっている商品や、内容が異なっている場合があります。