ニュースリリース
リコーインダストリアルソリューションズ株式会社(社長執行役員:中田 克典)は、ルクセンブルクの車載電子センサー大手であるIEE S.A.(CEO:Michel Witte、以下IEE)との戦略的協業を開始しました。
自動運転技術の進展とともに、ドライバーとクルマの関係は大きな変化を迎えています。従来、運転に関する全責任を負う存在であったドライバーは、自動運転システムの高度化とともに、部分的な責任を担う存在になります。さらに、レベル5の完全自動運転*1においては、システムが全ての動的運転タスクを担う存在になります。それに伴い、ドライバーを含む乗員の車内での位置、姿勢の自由度が増し、車内状況をより正確にモニタリング/センシングするニーズが生まれています。
欧州を中心に強固なグローバル顧客基盤を有するIEEは、これらのニーズに対して、世界トップシェアを誇るシートセンサーをはじめ、ハンズオフディテクションセンサーなどの先進的なセンサーソリューションの量産実績があります。一方、リコーインダストリアルソリューションズは、光学設計技術、各種キャリブレーション技術、リアルタイム視差補正技術などの独自技術の活用により世界最小*2ADAS*3用車載ステレオカメラを量産しています。
これらの強みを融合させた両社協業の成果として、車室内センシング用小型ステレオカメラを共同開発しました。わずか7cm(幅)×2cm(高さ)×4.4cm(奥行)の小型筐体で、車室内の3Dデータを取得することにより、安全性、快適性などの機能の実現に貢献します。
本製品は、2019年1月16日~18日、東京ビッグサイトで開催される第11回オートモーティブワールドのリコーインダストリアルソリューションズブースでの展示を皮切りに、全世界での共同マーケティング活動を実施してまいります。
リコーインダストリアルソリューションズとIEEは、より安全で快適なクルマの実現に貢献する先進的でユニークな製品を生み出すための活動を加速させてまいります。
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