ニュースリリース
株式会社リコー(社長執行役員:山下 良則)は、業務プロセスをデジタル化し、中小企業の生産性革新に貢献する「RICOH Intelligent WorkCore」を、2019年1月23日から提供開始します。
「RICOH Intelligent WorkCore」は、新たに発売する新世代複合機「RICOH IM C6000」など7機種16モデル(以下、RICOH IM Cシリーズ)と、クラウドプラットフォーム「RICOH Smart Integration」を介して提供する各種クラウドサービスを組み合わせたものです。「RICOH IM Cシリーズ」は、複合機本体の導入後も基本性能を最新の状態にアップデートできる「RICOH Always Current Technology」を初めて実装しました。これにより、さまざまな業種業務に対応した最新のクラウドサービスとの連携によるワークフロー改善や最先端のセキュリティ機能への対応を実現し、お客様が取り組む働き方改革を支援します。
近年、クラウドサービスの普及やAI(人工知能)、RPA(Robotic Process Automation)、IoT(Internet of Things)といった最新技術の登場により、オフィスの生産性を飛躍的に向上するための環境が整ってきました。一方、受発注業務や請求書の発行・受取業務などの企業間取引では、中小企業を中心にいまだに発注書や請求書といった紙ドキュメントのやり取りが多く発生しており、せっかくデジタルでつくったドキュメントをわざわざ紙に印刷して郵送したり、ファクスする業務が発生しています。またその紙ドキュメントを受け取った企業では、人が介在してその内容を確認し、必要な情報をシステムに入力して処理するなど、紙ドキュメントのやり取りがワークフローを分断し、業務プロセス効率化の障壁となっています。
「RICOH Intelligent WorkCore」では、RICOH Smart Integrationアプリケーションとして提供するAIを活用したOCR機能により、複合機が紙ドキュメントの情報をデジタルデータ化するためのゲートウエイとなり、クラウドサービスとシームレスに連携した効率的なワークフローを実現することができます。これにより、中小企業を中心に残っている紙ドキュメントによる業務プロセスをデジタル化して変革することで、中小企業のみならず、大企業も含めたオフィス業務の生産性の向上に貢献します。
リコーは、業種業務に精通したパートナーとの連携をより一層強化するために、「RICOH Smart Integrationパートナープログラム」を2019年春に公開します。「RICOH Intelligent WorkCore」とパートナーのアプリケーションが容易に連携できるよう、RICOH Smart IntegrationのAPI(Application Programming Interface)やSDK(Software Development Kit)を公開することでRICOH Smart Integrationと連携するアプリケーションの拡充を図り、パートナーと一体となってお客様のワークフロー改善提案に取り組みます。
リコーは、2018年2月に発表した成長戦略「挑戦」において、オフィスと現場の業務プロセスをデジタル化し、それらを繋ぐことで新たな価値を創造するデジタルビジネスの強化を掲げています。リコーがこれまで培ってきた中小企業を中心とする顧客基盤と、それを支えるための全国に広がる販売・サービス網、さらにパートナーとともに培ってきた業種業務ごとの課題解決力や安心・安全なICT環境を支えるサポート力を組み合わせることで、お客様の“はたらく”をスマートにするデジタルワークプレイス(互いにつながり、働く人の知的生産を支える場)の拡大に貢献し、お客様のさらなる成長を支援してまいります。
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