ニュースリリース
2017年9月12日
株式会社リコー
当社の連結子会社であるRicoh India Limited (登記上本社:ムンバイ、ボンベイ証券取引所上場、以下「リコーインド」)は、同社取引先のFourth Dimension Solutions(本社:ニューデリー、インド国立証券取引所上場、以下「FDS」)が、リコーインドの債権者として、インド破産倒産法(Insolvency and Bankruptcy Code)に基づく再建手続開始の申立てをインドNational Company Law Tribunal(会社法審判所)に対して行ったことを昨日公表しました。
今回FDSが申立ての根拠として主張している債権は、リコーインドがFDSとの契約を解除したことによって生じた損害をリコーインドに対して支払い要求してきたもので、リコーインドはこれに対して異議を主張してきました。
インドの法律によると、再建手続開始の決定は会社法審判所が判断しますが、その際、FDSが主張する債権について、リコーインドにおいて債務不履行が存在するかについての確認が実施されるものと認識しております。リコーインドとしては、FDSによる申立ての根拠となる債権の存在・有効性について争うことを表明しております。
本件に関しては、リコーインドが適切に対応しておりますが、今後の状況に関しましてご報告が必要な情報がございましたら、速やかにご報告します。
現在のところ発表済みの株式会社リコー2017年度連結決算見通しに変更はありません。
(1)商号 | Ricoh India Limited |
(2)設立年月日 | 1993年10月 |
(3)登記上本社 | 801, 8th Floor, Ackruti Star, MIDC Central Road, Near Marol Telephone Exchange, MIDC, Andheri - East, Mumbai-400 093 |
(4)代表者 | A.T. Rajan (Managing Director and CEO) |
(5)資本金 | 398百万インドルピー(688百万円) |
(6)事業の内容 | 事務機器の販売 |
(7)当社グループ出資比率 | 73.6% (当社46.04%、NRG Group Limited 27.56%) |
(8)リコーインドの負債総額 | 210億インドルピー (363億円) (2017年3月末時点) |
(9)当社のリコーインドに対する債権額 | 47百万円 (2017年3月末時点) |
(10)当社のリコーインドに対する債務保証額(極度額) | 288億円 (2017年3月末時点) |
(11)当社におけるリコーインド株式の評価額 | 当社はすでにリコーインド株式の評価減損を計上しており、現在同社株式の評価額は1円です。 |
以上