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ニュースリリース

産業用インクジェットヘッド2製品を新発売

~インク循環構造の採用により、幅広いインク適合性と高画質・高生産性を実現~

2017年4月19日
株式会社リコー

株式会社リコー(社長執行役員:山下良則)は、プリンティングシステムの基幹部品として使われる産業用インクジェットヘッド「RICOH MH5421F」と「RICOH MH5421MF」の2製品を新たに開発いたしました。
2017年6月からグローバルで受注を開始いたします。

新製品はともに、リコー独自のインク循環構造により、ノズル近傍までインクを常時循環させることで、ノズルの乾燥やインク粒子の沈降などを防ぎ、高い吐出安定性を実現します。また、対応するインクの粘度の違いにより、「RICOH MH5421F」と「RICOH MH5421MF」の2製品からお選びいただくことができます。
さらに、両製品ともリコー独自のステンレス接合技術により幅広い種類のインクに対応し、以下のようなシステムの信頼性向上を実現します。

  • 沈降性の高いインク(顔料インク/ホワイト/メタリックなど)を用いたシステムでの信頼性が向上
  • インクの乾燥を防ぎ、速乾性インクも使用可能
  • 液室内で発生した気泡を取り除き、不吐出からの自己回復性を実現
  • 高画質と高生産性の両立を実現し、シングルパス方式での信頼性を向上
    シングルパス方式:プリントヘッドを固定したまま基材を搬送させて、1回のパス(搬送)で印刷を完成させる方式。
製品名 RICOH MH5421F RICOH MH5421MF
ノズル数 1,280 千鳥配列
解像度 600dpi
液滴吐出量 7/14/21pl(インク種類による)
対応インク 水性インク、溶剤インク、UVインクなど
推奨粘度 11mPa・s 6mPa・s
受注開始 2017年6月
mPa・s:粘度の単位(ミリパスカル・秒)。数値が高いほど粘度も高い。

RICOH MH5421F/MH5421MF

近年、テキスタイル、ラベルパッケージ、建材タイルの製作に関わる産業印刷市場では、多品種小ロット生産や短納期など多様な顧客ニーズに対応する為に、版製作が不要でフレキシブルな生産が可能なインクジェット印刷によるデジタル化が進んでおり、高精細・高生産性を実現するインクジェットヘッドが求められています。

リコーは、この度の新製品の導入を進めることで、これらの分野のお客様からの高いご要望にお応えするとともに、プリンター市場の拡大と産業用インクジェット業界の成長に貢献してまいります。

リコーは、4月25日~27日まで、アメリカのフロリダで開催される産業印刷の見本市「InPrint」に出展し、新製品をはじめとする産業印刷ソリューションをご紹介します。

<リコーのインクジェット事業>

リコーは30年以上培ってきた独自のインクジェット技術を有しており、オフィスおよび商用印刷市場のお客様に多彩なインクジェットプリンティングシステムを提供して参りました。また、産業分野のお客様に対しても、インクジェットヘッドやインクの外販から技術サポートまでを担う事業を展開し、サイングラフィック、テキスタイル、3D造形、ラベルパッケージなど幅広い用途でご活用いただいております。

このニュースリリースはPDFファイルでもご覧いただけます


| リコーグループについて |

リコーグループは、ドキュメントマネジメントシステム、ITサービス、プロダクションプリントソリューション、ビジュアルコミュニケーションシステム、デジタルカメラ、産業用製品·サービスなどを世界約200の国と地域で提供するグローバル企業です(2016年3月期リコーグループ連結売上は2兆2,090億円)。

創業以来80年にわたり、高い技術力、際立った顧客サービスの提供と、持続可能社会の実現への積極的な取り組みを行ってきました。

想像力の結集で、変革を生み出す。リコーグループは、これからも「imagine. change.」でお客様に新しい価値を提供していきます。

より詳しい情報は、こちらをご覧ください。
http://jp.ricoh.com/

このページの内容は発表時のものです。
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