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ニュースリリース

産業用インクジェットプリントシステムの製造・販売で協業

~両社の技術とノウハウを融合し、産業用印刷市場での事業拡大を図る~

2016年2月18日
株式会社リコー
株式会社日立ハイテクファインシステムズ

   株式会社リコー(社長執行役員:三浦善司/以下、リコー)と株式会社日立ハイテクノロジーズ(執行役社長:宮﨑正啓)の100%子会社である株式会社日立ハイテクファインシステムズ(取締役社長:富岡秀起/以下、日立ハイテクファインシステムズ)は、この度、産業用インクジェットプリントシステムの製造および販売において戦略的に協業することで合意しました。今後、両社が持つ高い技術とノウハウを融合したシステムを提供することで、産業用印刷市場での事業拡大を図ります。

 

市場の背景

   産業用印刷市場は、従来、デザインごとに版を製作するアナログ印刷が主流でしたが、近年は顧客ニーズの多様化により、多品種小ロット生産対応や商品サイクルの短縮対応が求められています。加えて自社の印刷工程においては、アナログ印刷に対応できる特別な技能を有する技術者の減少や、版製作のコスト低減、さらに印刷対象物搬送の自動化による生産性の向上などが課題となっており、アナログ印刷から、版製作が不要でフレキシブルな生産が可能なデジタル画像データによる印刷への移行が、今後急速に進むと予測されています。

 

協業の狙い

   こうした産業用印刷市場に対して、リコーが持つプリンティング技術と日立ハイテクファインシステムズが持つ最先端の自動化設備技術を融合させ、高精度・高効率な産業用インクジェットプリントシステムを製造し、建装材、インテリア、住宅設備から自動車内装など、さまざまな産業分野のお客様に新たな価値をご提供いたします。

 

システムの特徴

   リコーはインクジェットヘッド、インク、画像処理、作像プロセスなどに関するコア技術を提供し、インクジェットヘッドとインクの開発・製造を行います。また、日立ハイテクファインシステムズはお客様の個別ニーズに合わせカスタマイズした自動化システムの開発・製造、およびアフターサポートを含めたトータルソリューションを提供します。

   システムで採用するインクは、リコーが開発に成功した光硬化型インクジェットインクで、印刷対象物への優れた密着性と耐久性、さらに立体形状への加工が容易な高い延伸性を持っています。また高信頼、高耐久なリコー独自のインクジェットヘッドを採用しています。さらに日立ハイテクファインシステムズが印刷対象物や生産工程など個別のニーズに対応したカスタマイズ設計での装置提供、前後工程を含めた生産設備の自動化を実現します。

 

   協業の第一歩として、建材メーカーや成形加工部材メーカーの住宅関連設備(壁紙や家具など)の印刷を手がける事業者様向けのインクジェットプリントシステムを2016年中に発売し、両社はさらに協業関係を深めることで、海外展開も含め2018年度には合わせて100億円規模の売上を目指します。

このニュースリリースはPDFファイルでもご覧いただけます


| リコーグループについて |

リコーグループは、ドキュメントマネジメントシステム、ITサービス、プロダクションプリントソリューション、デジタルカメラ、産業用製品・サービスなどを世界約200の国と地域で提供するグローバル企業です(2015年3月期リコーグループ連結売上は2兆2,319億円)。

創業以来80年にわたり、高い技術力、際立った顧客サービスの提供と、持続可能社会の実現への積極的な取り組みを行ってきました。

想像力の結集で、変革を生み出す。リコーグループは、これからも「imagine. change.」でお客様に新しい価値を提供していきます。

より詳しい情報は、こちらをご覧ください。
http://jp.ricoh.com/

このページの内容は発表時のものです。
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