Skip to main content Skip to first level navigation
Breadcrumbs

Share

Main content

ニュースリリース

コープ東北がリコーの「リライタブルレーザシステム」を採用
繰り返し書き換え可能なラベルでCO2排出量1/10以下(※1)を実現

2014年5月15日
株式会社リコー

 株式会社リコー(社長執行役員:三浦善司)の環境配慮型の書き換え可能な配送ラベルシステム「リコーリライタブルレーザシステム」が、生活協同組合連合会コープ東北サンネット事業連合(以下、コープ東北)の新たな大規模物流拠点で採用されることが決まりました。新拠点「コープ東北ドライ統合物流センター(仮称)」(※2)は自動化による効率化と同時に環境負荷の削減に注力した物流拠点で、昨日起工式が執り行われました。

コープ東北の各会員生協は、組合員から注文される食料品や生活用品を、週一回、定期的に物流センターからトラックで配送する「共同購入・個人宅配」事業を展開しています。「リコーリライタブルレーザシステム」が3ライン導入され、東北6県の全エリアに向けた1日45,000個 の通い箱配送に対応します。

 「リコーリライタブルレーザシステム」は、従来の紙のラベルに代わって、通い箱の送付先や配送要件を通い箱に貼ったまま繰り返し書き換えられるメディアを活用します。このメディアは物流に求められる屋外での厳しい条件下での使用課題を克服し、高い耐久性を備えています。また、レーザでメディアの記録層を直接加熱し書き換える技術を独自開発することで、高速な書き換えを実現しました。通い箱の使用年数とほぼ同じ期間(10年間以上)にわたり、毎回貼替える紙ラベル並びにラベルの剥離紙など、廃棄するゴミがなくなるため、CO2排出量を93%以上(※1)削減します。さらに、ラベルの貼替え作業や使用後のラベルの廃棄作業がなくなり、効率化と環境負荷削減を同時に実現できます。コープ東北の新センター規模でこのシステムを運用することにより、ラベルゴミ排出量年間約8トンの削減が見込まれ、これは製紙用植林木の伐採を年間約125本削減する効果に相当します。

酸素と紫外線の遮断層を設け、長期の屋外使用を可能にした高い耐久性の書き換えメディア

酸素と紫外線の遮断層を設け、長期の屋外使用を可能にした高い耐久性の書き換えメディア

遮断層下にある記録層をレーザで高速に消去・印字(1時間当たり最大2,400箱分)

遮断層下にある記録層をレーザで高速に消去・印字(1時間当たり最大2,400箱分)

 本システムの導入に先立って、昨年夏からコープ東北が行った実証実験について専務理事の河野敏彦氏は「ラベルの貼替え作業がなくなり、業務効率が向上すると同時に、剥がしきれないラベルが残ることもないので、生協会員の皆様へのサービス向上にもつながる。また、環境負荷の削減は、事業主の責任であり、システム導入の意義は大きいと認識している」 と述べています。また、組合員の皆様に行ったアンケートでは、見た目の美しさと同時に、環境配慮について高い評価をいただきました。さらに、従業員やドライバーの方からも作業のしやすさ、文字情報の見やすさなどについて体験していただいた結果、今回の採用に結びつきました。

(※1) 10年間使用した場合のCO2排出量の比較。
(※2) 常温で扱う商品の物流を担うセンター。宮城県黒川郡富谷町 2015年5月竣工予定。


| リコーグループについて |

リコーグループは、オフィス向け画像機器、プロダクションプリントソリューションズ、ドキュメントマネジメントシステム、ITサービスなどを世界約200の国と地域で提供するグローバル企業です(2014年3月期リコーグループ連結売上は2兆1,956億円・国際会計基準)。
人と情報のかかわりの中で新しい価値を生む製品、ソリューション、サービスを中心に、デジタルカメラや産業用の製品など、幅広い分野で事業を展開しています。高い技術力に加え、際立った顧客サービスや持続可能社会の実現への積極的な取り組みが、お客様から高い評価をいただいています。
想像力の結集で、変革を生み出す。リコーグループは、これからも「imagine. change.」でお客様に新しい価値を提供していきます。
より詳しい情報は、下記をご覧ください。
http://jp.ricoh.com/

このページの内容は発表時のものです。
既に販売終了になっている商品や、内容が異なっている場合があります。