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ニュースリリース

被災地自治体にセーブ・ザ・メモリー サービスパッケージを新たに展開
~被災した写真をデジタル化してお返しするセーブ・ザ・メモリー プロジェクト~

2012年5月17日
株式会社リコー

 株式会社リコー(社長執行役員:近藤史朗、以下リコー)は、東日本大震災の復興支援活動として、被災者の皆さまに津波で失われた写真を取り戻していただけるよう、セーブ・ザ・メモリープロジェクト(*1)を進めてまいりました。この度リコーは、新たなサービスとして、自治体が主体となり本システムを活用していただけるよう、同プロジェクトで培われた技術、ノウハウを活かしてシステムの改善を行い「セーブ・ザ・メモリー サービスパッケージ(以下、本サービスパッケージ)」として、東北沿岸部の自治体へ提供を開始いたします。

 セーブ・ザ・メモリー プロジェクトは、昨年8月から活動を開始し、宮城県南三陸町、女川町、岩手県陸前高田市の3箇所で被災した写真約30万枚のデジタル化を今年3月末に完了しました。写真センターには、多くの被災者の方々が足を運ばれ、1万枚以上の写真が持ち主の許に戻りました。

 しかし、上記3市町以外の沿岸部の自治体にはまだ多くの被災した写真が残っており、その取り扱いに苦慮されていることが分かりました。そこでリコーは、自治体が復興への取り組みと住民へのサービスを継続的に行えるよう、デジタル化と写真センターの運営に必要なハードウエア、オンラインストレージサービス(クオンプ) (*2)、人的サポート等をパッケージ化した統合サービスを提供することにしました。
 また、本サービスパッケージの一部クラウド使用料を自治体にご負担いただくことで、自治体とリコー双方が責任を持ち安定的、持続的にサービスを提供していきます。
 すでに、宮城県亘理町が本サービスパッケージを導入し、今夏の写真センター開設に向けて写真のデジタル化の作業を始めました。

 今後、リコーは、セーブ・ザ・メモリープロジェクトの第2フェーズとして本サービスパッケージの提供を通し、継続的に復興支援活動を行ってまいります。

 セーブ・ザ・メモリー プロジェクトについて:http://savethememory.jp/

(*1)地方自治体が回収・洗浄した写真を複合機でデジタル化し、リコーが提供するオンラインストレージサービス(クラウド)の「クオンプ」に保管することで、写真を検索し易くする復興支援活動です。クオンプに保管された写真は、各自治体の写真センターで検索することができ、持ち主に写真の原本と共にそのデータをお渡しすることができます。

(*2)写真をデジタル化し、リコーが運営するデータセンターで保管(クラウド化)することにより、再び写真を失う心配が低くなります。また、ご自身のデータはパソコンや携帯電話、スマートフォン等で、時間と場所を問わず閲覧でき、簡単に家族や友人と共有することもできます。

利用に関するお問合せ先 セーブ・ザ・メモリー プロジェクト Email:inquiry@savethememory.jp 

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