ニュースリリース
2011年7月27日
株式会社リコー
株式会社リコー(社長執行役員:近藤史朗)は、オーストラリアのニューサウスウェールズ州ノースシドニー市に、100%自然エネルギーで点灯する広告塔を設置し、昨日26日、現地政府関係者や各方面の皆様にお集まりいただき、完成の記念式典を開催しました。この広告塔は、太陽光によって自家発電する装置から得る電力を蓄電し、点灯します。外部からの供給電力は一切使用しませんので、天候次第では点灯しなくなる可能性もあります。
本広告塔は、ニューヨーク・タイムズスクエア(※1)、ロンドン(※2)に続く、リコーが海外に設置した自然エネルギーで点灯する3つめの広告塔となります。リコーは、環境保全と利益創出を同時に実現する「環境経営」を目指して活動しています。これらの広告塔の設置はリコーの企業姿勢を伝えるべく、自然エネルギーにこだわって進めているプロジェクトの一環です。「天候によっては、点灯せず、看板としての機能を果たさないとしても、やむを得ない。企業名を訴求することだけが目的ではなく、この広告塔から発信されるメッセージによって、多くの方が環境を意識し、持続可能な社会実現のための大きな流れにつなげたい」という考え方に基づいています。96枚の太陽光パネルを備え、計算上の平均発電量は約123,200wh/日です。
リコーグループは、2050年までに環境負荷を8分の1に低減するという高い目標のもと、全員参加で環境負荷削減活動に取り組んでいます。広告塔以外にも、自然エネルギー活用による省エネ活動に積極的に取り組み、1999年に厚木事業所で街路灯用に導入したのを始めとして、2006年に沼津事業所で排水処理用、今年2月にはアメリカの関連会社社屋用などで自然エネルギーによる発電システムを導入しています。
(※1)ニューヨーク・タイムズスクエア広告塔:
2009年4月から試験点灯、2010年6月完成
(※2)ロンドン広告塔:
2011年6月完成
<広告塔の主な仕様>
1.設置場所
132 Arthur Street, North Sydney, NSW 2060 (シドニー中心部から北に約4㎞)
2.広告塔の大きさ
全体:高さ 17.1m × 幅19.5m
3.自家発電システムのスペック
太陽光パネル 96枚
蓄電池 48基
平均発電量 123,200wh/日
4.完成時期
2011年7月26日
シドニー広告塔