ニュースリリース
2011年7月14日
株式会社リコー
株式会社リコー(社長執行役員:近藤史朗)は、デジタル複合機(MFP)やレーザープリンター用アプリケーションソフトの新製品として、非接触ICカード「FeliCa」「MIFARE」「eLWISEカード」を用いた個人認証により、セキュリティリスクの低減に加え、出力機器の最適配置やTCOの削減を提案する「リコー 個人認証システム AE2」を新発売いたします。
本製品は、出力機器単体での利用から各種サーバーとの連携まで幅広いニーズに対応した「リコー 個人認証システム AEシリーズ」(2007年11月発売)の後継商品として開発したもので、グローバルに販売する製品の日本語対応版です。海外市場でも今後順次販売を開始いたします。
製品名 | 標準価格 (消費税別) |
提供ソリューション | アプリ 導入先 |
発売日 | 販売 目標 |
リコー個人認証システム AE2 タイプMP11 |
10万円 | 機器単体ICカード認証 (サーバーレス) |
MFP | 2011年 7月22日 |
1万本 /年間 |
リコー個人認証システム AE2 タイプSP11 |
5万円 | 機器単体ICカード認証 (サーバーレス) |
レーザー プリンター |
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リコー LF Print Server AE2 |
19万8千円 | ロケーションフリー印刷 | サーバー | 300本 /年間 |
|
リコーAuthentication Server AE2 |
24万5千円 | 独自ユーザー管理、 外部認証連携 |
300本 /年間 |
*このニュースリリースに掲載されている価格および料金には、消費税は含まれておりません。
*価格はそれぞれMFP、レーザープリンター、サーバー1台あたりの価格です。
本製品では、異なる種類のICカード利用環境に対応したほか、ロケーションフリー印刷がサーバーレスで行えるようになりました。さらに、IT管理者や利用者の手間を軽減すべく、外部認証サーバーで一元管理されたユーザーと独自に管理されたユーザーの両者が出力機器を利用できるようにするなど、印刷環境の利便性を向上させました。
<新製品「リコー 個人認証システム AE2」の主な特徴>
1.異なる種類のICカードを同システムで利用が可能に
・「FeliCa」と「MIFARE」または、「FeliCa」と「eLWISEカード」の組み合わせによる運用が可能です。これまでは1システム1種類の規格でしたが、混在環境での利用が可能になりました。社内で複数規格のICカードを使い分けているお客様に有効な機能です。
2.機器単体での運用から、各種サーバーとの連携まで柔軟な対応が可能
・出力機器単体での運用においても、本製品が導入されたMFP機器間でロケーションフリー印刷を行うことができます。サーバーレスで最大5台まで接続が可能です。
・外部認証サーバーで一元管理されたユーザーと独自にリコー Authentication Server AE2で管理されたユーザーの両者が同じ環境で出力機器を利用することが可能になりました。
3.リコー カンタン私書箱プリント AE2(別売)から本製品への拡張が容易に
・まずはカンタン私書箱プリントを導入し、その後、ICカード個人認証への拡張が可能になりました。これまでICカード個人認証を使用するにはアプリケーションそのものの変更が必要でしたが、連携によってスムーズにICカードに移行できるようになりました。
4.機器本体にスプールした印刷ジョブを出力前に削除が可能に
・これまでレーザープリンターでは、スプールしたジョブの削除手段はありませんでしたが、ツール(製品同梱)を活用することにより、レーザープリンターにスプールした印刷ジョブも削除することが可能になります。
5.グループユーザーに対する権限設定が可能に
・これまで個人ごとにしか設定できなかった機能制限が、リコー Authentication Server AE2上のグループユーザーに対して一括設定で可能になりました。これにより、機能制限の設定漏れと管理負荷を軽減することができます。
リコー 個人認証システム AE2の使用例
*FeliCaはソニー株式会社の登録商標です。
*MIFAREはNXPセミコンダクターズ株式会社の登録商標です。
*eLWISEカードはNTTコミュニケーションズ株式会社の登録商標です。