ニュースリリース
2011年6月28日
株式会社リコー
株式会社リコー(社長執行役員:近藤史朗)は、ロンドンからヒースロー空港に向かう高速道路沿いに、100%自然エネルギーで点灯する広告塔を設置しました。太陽光と風力のみによって自家発電する電力を蓄電し、点灯するものです。外部からの供給電力は一切使用しないため、天候次第では点灯しなくなる可能性もあります。
ロンドンに設置した広告塔は、環境保全と利益創出を同時に実現する「環境経営」を目指すリコーの企業姿勢を伝える広告塔として、自然エネルギーにこだわって進めているグローバルなプロジェクトの一環です。96枚の太陽光パネルと5基の風力発電機を備えており、計算上の平均発電量は約12,612wh/日です。バッテリーに、蓄電することはできますが、天候によっては、点灯せず、看板としての機能を果たさないとしても、やむを得ないという考えに基づいています。アメリカのニューヨーク・タイムズスクエアにも、2009年4月から太陽光発電のみで点灯する広告塔を設置しています。(2009年4月から試験点灯、2010年6月完成)。
リコーグループは、2050年までに環境負荷を8分の1に低減するという高い目標のもと、全員参加で環境負荷削減活動に取り組んでいます。広告塔以外にも、自然エネルギー活用による省エネ活動に積極的に取り組み、1999年に厚木事業所で街路灯用に導入したのを始めとして、2006年に沼津事業所で排水処理用、今年2月にはアメリカの生産関連会社でも社屋用などで自然エネルギーによる発電システムを導入しています。
<広告塔の主な仕様>
1.設置場所
ヒースロー空港からロンドンに向かう高速道路沿い
2.広告塔の大きさ
全体:高さ3m×幅12m
3.自家発電システムのスペック
太陽光パネル 96枚
風力発電機 5基
平均発電量 12,612wh/日
4.完成時期
2011年6月28日
ロンドン広告塔