日頃より弊社製品をご愛用いただき、誠にありがとうございます。
このたび、リコー製複合機/プリンター本体などのファームウェアを更新するためのソフトウェア「RICOH Firmware Update Tool」において、同一機種を複数台同時にファームウェア更新した際に正しく更新されない場合がある不具合が判明いたしました。脆弱性対応などのために本ソフトウェアのご利用をお願いしてまいりましたが、このたびの不具合により、お客様にはご不便とご心配をおかけしておりますこと、心より深くお詫び申し上げます。
つきましては、以下に不具合の詳細および対応方法をご案内いたしますので、ご確認のうえ、ご対応いただきますようお願い申し上げます。
今後、品質管理を一層徹底し、このような事態の再発防止に努めてまいります。
特定の同一機種を複数台同時にファームウェア更新する場合にファイルの展開処理に失敗し、正常にファームウェア更新されない場合がある。
対策バージョン:Ver 1.9.5.0以降に更新をお願いいたします。
最新版は以下リンク先からダウンロードをお願いいたします。
https://www.ricoh.co.jp/products/list/ricoh-firmware-update-toolRICOH Firmware Update Toolを起動すると最新版が公開されている通知が表示されます。表示されたリンク先から最新版をダウンロードいただくことも可能です。
①「RICOH Firmware Update Tool」で機器を全て選択(「IPアドレス」欄の左の枠に✓)してください。
②「情報取得」アイコンをクリックしてください。
③「更新要否」欄に「新バージョンがリリースされています」と表示されている機器があるか確認。
①「新バージョンがリリースされています」と表示されている機器を選択してください。
②「ファームウェア/アプリケーション更新」ボタンをクリックしてください。
③「即時実行」または「スケジュール実行」ボタンをクリックしてください。
④更新中の画面が表示されるので、完了するまでお待ちください。
⑤選択した機器の「更新要否」欄に「最新です」と表示されている事を確認してください。
本不具合の対象機種は以下の通りです。同じ行に記載されている機種が同一機種の扱いとなります。
最新のファームウェアを適用いただくことで、過去の脆弱性にも対応されます。
タイトル | 脆弱性情報ID |
---|---|
WebImageMonitorにおけるバッファオーバーフローの脆弱性(CVE-2024-47939) | ricoh-2024-000011 |
リコー製品へのバッファオーバーフローの脆弱性(CVE-2024-39927)の影響について | ricoh-2024-000008 |
「クロスサイトスクリプティングの脆弱性」(CVE-2022-37406)によるリコー製品への影響について | ricoh-2023-000006 |
「libwebp/libvpxにおけるヒープバッファオーバーフローの脆弱性」(CVE-2023-4863/5217)によるリコー製品への影響について | ricoh-2023-000003 |
「スキャナまたはFAX機能を持つモデルでフォルダー認証情報の漏えいの可能性がある脆弱性」(CVE-2022-43969)によるリコー製品への影響の調査について | ricoh-2022-000002 |