株式会社リコー(社長執行役員:大山 晃、以下 リコー)、リコージャパン株式会社(社長執行役員:笠井 徹、以下 リコージャパン)、認定特定非営利活動法人育て上げネット(理事長:工藤 啓、以下 育て上げネット)の3者は、急速に進展するデジタル社会のなかで、情報格差により就労に困難を抱える若者を支援する「若者向けデジタル支援プログラム」を、本年度も協働で実施します。
5年目となる今年度は、地域のステークホルダー(NPO、企業、行政)と連携し、東京、岐阜、広島など複数の地域で実施します。育て上げネットや連携団体に所属する若者を対象に、リコーグループ社員がデジタルイノベーションによって変化するワークプレイスを紹介するほか、AIをはじめとするデジタル技術を活用したオンラインスキルトレーニングを提供します。プログラムでは、参加者がリコーグループの職場で実際に使用する予定のポスター制作などの依頼に対し、生成AIを活用してデザイン制作・納品を行います。実際の業務に近い形で課題に取り組むことで、働くことへの具体的なイメージを育み、就労への意欲を高めることを目指します。
昨年度のプログラムでは、参加者の96%がプログラムに参加することで「新しいことにチャレンジしてみる勇気がでた」、100%が「新しい技術について興味が沸いた」と回答するなど、高い満足度を得ました。
育て上げネットは、さまざまな理由から無業の状態にある若者の就労支援を行っているNPO法人であり、行政や企業と連携し、すべての若者が自分に合った「働く」と自分に合った「生き方」を実現できる社会を目指しています。育て上げネットが支援している若者は、コミュニケーション力や体力、臨機応変な対応力が求められる業種より、集中力や忍耐力、専門的な知識を要する情報通信業(IT)を選択することが多いため、これまでIT企業での職場体験・インターン等を積極的に実施し、またITスキルに特化した訓練コースを拡充するなど、就労支援プログラムを強化してきました。
一方、リコーグループは、良き企業市民として、国または地域の文化や習慣を尊重し、志を同じくする人々と連携しながら、会社と社員が協力して地球・社会の持続的発展に貢献する方針に基づき、社会貢献を行っています。働く人たちのインクルージョン(包含)を重視し、ステークホルダーと連携した活動を進めています。企業理念の使命と目指す姿に「“はたらく”に歓びを」を掲げるリコーグループは、働くことに困難を抱える人々の支援を通じて、より多くの人の“はたらく歓び”を支えたいと考えています。
リコー、リコージャパン、育て上げネットは今後も、働く意欲は持ちながら今すぐの就職は難しい若者など、準備段階にある人々に寄り添い、多様な働き方の選択肢を広げる取り組みを続けてまいります。
昨年度に実施したプログラムの様子:オフィス内見学の様子
昨年度に実施したプログラムの様子:オンラインでほかの拠点の参加者と交流する様子
リコーグループは、お客様のDXを支援し、そのビジネスを成功に導くデジタルサービス、印刷および画像ソリューションなどを世界約200の国と地域で提供しています(2025年3月期グループ連結売上高2兆5,278億円)。
“はたらく”に歓びを 創業以来85年以上にわたり、お客様の“はたらく”に寄り添ってきた私たちは、これからもリーディングカンパニーとして、“はたらく”の未来を想像し、ワークプレイスの変革を通じて、人ならではの創造力の発揮を支え、さらには持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
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